【ソードの騎士】逆位置
今週の血液型×ととのいタロット|O型は智に働きすぎず角をたてずに吉!|6月30日~7月6日の運勢占い
By - emogram編集部・87
占い師としても活動している、「毎日がポジティブに整うメディア」emogram編集部に所属しているライターの87です。今週のO型さんの運勢を、タロット(全78枚)で占ってみました♪
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6月30日(月)~7月6日(日)のB型は【ソードの騎士】の逆位置が!!!
【ソードの騎士】逆位置
今週の運勢
ひときわスピード感あふれる一枚、「ソードの騎士」。
まっすぐ前だけを見つめ、風を切って突き進むその姿は、あなたならではの行動力と決断力の象徴です。
逆位置が出た今週は、「アクセルを踏みすぎて、ハンドルのぶれに注意」。そんな状態をあらわしています。わき目もふらずに、がんばりすぎていませんか?
補足のカードを引くと、情緒交流や歓談を示す、【カップの3】が。今週は、ちょっとペースダウンや気休め程度でもいいから、よそみしていいので、まわりと歓談したり、足並みをそろえてみてくださいね。
対人・恋愛運・・・
この人が好き!もしくは、大好きなのに、報われない…。
そう思い込みすぎているかも、という暗示。
もしくは、なにか頑張っていることに集中して、個人主義に傾いていませんか?
気がゆるせる人と、ほんの少しでいいので、雑談してみると、意外と気持ちが和らぎそう。
言葉にする前に、ちょっとだけ深呼吸して、「これ、本当に今すぐ伝えたいことかな?」と、一度だけ心の中で問いかけてみると、厳しい言い方になりすぎません。
焦らず、ゆっくり。LINEの返事も急かさない。
ほんの少しの間合いが、お互いの空気をやさしく守ってくれます◎
仕事運・・・
あなたの専門性や、特技をいかして、集中して頑張っている時期。
だけど、目的にむかって、頑張りすぎているかも。
よそみだと思ってもいいから、少しまわりと雑談などの時間をもってみて。
思考を和らげてくれたり、新たなアイデアのきっかけになりますよ。
美容・健康運・・・
睡眠不足、カフェイン過多、SNS疲れ…。
「情報過多で頭がパンパン」なO型さんも多いかも。
今週はスマホを手放して、自然の中で深呼吸する時間をつくって。
ストレッチや瞑想、ハーブティーなど「クールダウン系習慣」が吉。
青系やグレー系のコーディネートで、気持ちに落ち着きを。
ととのいカラー
ととのいアイテム
ととのいスポット
図書館
お気に入りのカフェの静かな席
川沿いのベンチや、風が通る高台
ととのいアクション
深呼吸しながら、10秒だけ空を見る
10秒だけでも全部いったん保留。空を見上げて深呼吸して。
物理的に視野を広げることで、心の焦りも少し緩むはず。
ととのうことば
山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。
ーー夏目漱石『草枕』
ライターコメント
【ソードの騎士】が逆位置で出るときは、たぶん、どこかで「早く答えを出さなきゃ」「正しい選択をしなきゃ」って、ひとりで気持ちを急かしてしまってたり、
まわりとの雑談が、自分の業務目的のノイズに思えたり、自分に対しても、「これで正解なんだろうか…」って、判断に自信が持ちづらくなっているのかもしれません。
空回りしてる自分がイヤになったり、
逆にムリに強がって、勢いだけで突っ走ろうとしたり…。
でも、漱石の言葉はこう教えてくれます。
「どこにいても、何を選んでも、住みにくいのが人の世」
だったら、無理に最適解を探し続けるより、「どうせ正解なんてひとつじゃないし、この迷いごと抱えて進むか」って割り切ってみるのも、たぶんアリです。
そして、そういうときにこそ、詩や絵のなかに、人々の想像や思考の自由の居場所があるのだと。
みんな、過去のどこかで立ち止まって、焦って、失敗して、そのたびに言葉や絵や物語に、いろんな気持ちを閉じ込めてきたのかもしれません。
各々が、「人の世の住みにくさ」を感じながらも、面倒くさくて時にぶつかり合う人間同士で、言葉や名画や名文学、学問を引き継いできた歴史は面白いですよね。
今週は、すぐに結論を出さなくて大丈夫。
気持ちが落ち着かないままの自分も、そのままでOK。
「正しくいよう」とするよりも、「いまの自分を急かさない」をテーマに、ゆるく、ととのえていきましょう。
ちなみに、今週のB型さんは、【カップの騎士 逆位置】が出まして、「情に棹されて流されそうでたいへん」だったみたいです。【ととのうことば】も、O型さんとB型さんで、おそろいになっております!
6月のこの時期、仕事や人間関係のすり合わせに、『草枕』状態になっているのは自分だけではないと思うと、少し笑えてラクになりませんか?
タロットカードも、数百年以上、人々が継承してきただけあって、やっぱり、こういう偶然の出方に意味が生まれるのが、面白かったりするんですよね。
あまりにも有名なこの書き出しからはじまる、夏目漱石の『草枕』。
実はそんなに長くないので、意外と漱石作品のなかでも、はやく読めるかもしれません。
筆者も、多忙と疲労で、小説を読むようなまとまった思考の時間や余裕が一切とれなかった時期、細切れでも、唯一読めたのが、短編詩集と、この『草枕』でした。
日本の近代文学の父ともいわれる、漱石の代表作の一つであり、やたら英語の引用や、海外の作家の名前が、いまでいう散文ブログのように登場し、漱石にもモラトリアムっぽいところを垣間見れるようで、思わず、親近感がわいてきます。
また、「不条理」という日本語が広まる前に、漱石が独自に提唱した「非人情」文学として、1906年に発表された本作。
世俗に対して、一歩引いて見てみる距離の取り方や、夢と現実の曖昧さには、昨今でいう不条理に引き継がれていくような要素が散りばめられているようにも読めます。
さすがは漱石、西洋で「不条理」の根源とも呼ばれるカミュやカフカに先駆けて、近しい感覚や問題意識を抱えていたのだな、とにやにやしてしまいます。
note形態の文章がはびこるいま、漱石文学のなかでも、逆に「令和の今っぽい」とも思える、『草枕』は、青空文庫からも無料で読めます♪
今週も、あなたの気持ちが整う生活を応援しています♪
それでは、また来週!
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