ピースの又吉さんが受賞しさらに有名に
ピースの又吉直樹さん(44)が受賞したことで、老若男女問わず広く知られるようになった「芥川賞」。
なんとなく有名な小説の賞であることは知っているけれど、具体的にはどんな賞なのかよくわからない…そんな方も多いのではないでしょうか。
ここでは、日本の有名文学賞を3つピックアップして紹介したいと思います。
「芥川賞」
芥川賞は、正しくは「芥川龍之介賞」と言い、かの有名な小説家、芥川龍之介の名前から名づけられた賞で、実はこの後に紹介する「直木賞」と同時にこちらも作家として有名な菊池寛によって1933年に創設された賞です。
一般的に芥川賞は純文学の若手(デビュー数年)の作家がノミネートされることが多く、若手作家の登竜門の代表的な存在です。
「直木賞」
直木賞の正式名称は「直木三十五賞」。上記の通り、こちらも菊池寛によって芥川賞と同時に創設されました。
直木賞は「大衆文学の」中堅作家がノミネートされることがほとんどです。
近年では、2021年と2023年にNEWSの加藤シゲアキさん(37)がノミネートされたことでも話題になりましたね。
「本屋大賞」
今まで存在した文学賞は、そのほとんどが作家や文学者など「文学のプロ」による選出と選考でした。
しかし、2004年に創設された「本屋大賞」はその名の通り、ノミネート作品も、受賞作品も日本全国の「書店員」の投票で決める唯一無二の作品賞です。
上記の3つの作品賞が現在の日本では非常に有名な文学賞と言えるでしょう。
他の有名な賞
他にも、各出版社が主催する「谷崎潤一郎賞」(中央公論社)、「三島由紀夫賞」(新潮社)、ジャンルを探偵小説に絞っている「江戸川乱歩賞」など、様々な文学賞があります。
なんとなく聞き覚えのある文学賞の数々ですが、デジタル媒体から少しだけ離れて、ふらっと本屋に足を向け、受賞作品やノミネート作品を手に取ってみるのもたまには良いかもしれませんね。