日本では当たり前すぎる自動販売機ですが、「海外ではこんな風に設置されていない」ということをよく聞きますよね。
今回紹介するのは、東京駅の自販機販売戦略を外国人が称賛しているショート動画です。早速見てみましょう。
「恐ろしい東京駅自販機の販売手法(訳・編集部)」というタイトルのこの動画では、ICカード専用自販機から収集したデータをもとにベストセラー自販機、女性向け飲み物自販機、ハイスパック自販機などを設置するという日本の自動販売機ビジネスの効率的な運営手法を褒めています。
SNS上の感情
emogram編集部では、この動画に対する視聴者のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。
主な「肯定的」なコメント(75%)※訳・編集部
「単にすごく仕事ができるだけじゃないか」
「ビッグデータすごい…韓国では何年も同じことを続けているのに」
「常温飲料の販売は本当に良い」
「自販機に真剣だね、売上が良いのも当然」
「日本は何においても抜けているところがない、技術、基礎科学、漫画、芸術、文学…」
主な「中立的」なコメント(20%)※訳・編集部
「手法ではなく、あれが消費者動向調査というもの」
「これがなぜ恐ろしい手法なのか、仕事をうまくやっているだけだ」
「手法というよりは営業方式が良いだけ、詐欺でもないし」
主な「否定的」なコメント(5%)※訳・編集部
「マーケティング、コンサルティングを知らないの? これを恐ろしいと言うのを見ると、レベルが…」
まとめ
今回の分析では、コメントの多くはこれを「よく考えられたマーケティング戦略」として肯定的に評価し、「単に仕事を上手にやっている」という見方が大多数です。特に「常温飲料」の販売など、消費者ニーズを正確に把握する日本企業の能力を称賛するコメントが多く見られました。一方で、投稿のタイトルに使われている「恐ろしい手法」という表現に違和感を示す意見もあり、「これは単に優れたビジネス手法であり、何も恐ろしいことはない」という指摘も多数ありました。全体として、日本のきめ細かいマーケティングアプローチと消費者分析に対する感心の声が大半を占めています。
ライターコメント
日本の自販機に関して海外の方からさまざまな声が寄せられるのはよくあることですが、「恐ろしい」とまで言われると、一周回って「ドヤ顔」したくなりますね(ドヤって良いのは技術者のみなさんですが…)。