対象となる「Anker PowerCore 10000」

アンカー、バッテリーなど約52万台自主回収にSNS「またかー」

By - emogram編集部いしかわ
ライフ

中国のモバイルバッテリーメーカーの日本法人アンカー・ジャパン(東京都千代田区)は21日、モバイルバッテリーやBluetooth(ブルートゥース)スピーカーなど計4製品に対して、発火の恐れがあるため自主回収をすることを発表しました。

対象製品は約52万台にのぼるとみられ、アンカーはこれまでにも去年9月に海外でモバイルバッテリーによる発火の事象が発生しており、自主回収を進めていました。これを受けて経産省はリチウムイオン蓄電池全製品の総点検などを求めています。

原因は「電池セル」への異物の混入

今回自主回収の要因となったのは「工場での製造ミスで製品の電池部分にゴミが入ってしまった」からだと説明しており、中に入ったゴミが電池の中で電気の流れをショートさせてしまうため(内部短絡)、最悪の場合、発火につながる危険な状態で使用されてしまう恐れがあります。

今後の対応は?

現在、対象となる計4製品は新規出荷及び販売を停止しており、今後はサプライヤーにや対して管理・監督体制と品質基準を大幅に強化する方針を打ち出しています。

また、対象製品の購入者は公式サイトの専用フォームでシリアルナンバーを入力して返金の手続きを行うように案内されています。

対象製品、専用フォームは以下の通りです。

・Anker PowerCore 10000(製品型番:A1263)
販売期間:2022年12月25日から2025年10月21日まで

・Soundcore 3(製品型番:A3117)
販売期間:2022年12月16日から2025年10月21日まで

・Soundcore Motion X600(製品型番:A3130)
販売期間:2023年4月24日から2025年10月21日まで

・Anker PowerConf S500(製品型番:A3305)
販売期間:2022年12月29日から2025年10月21日まで

【オンライン受付フォーム(24時間)】
https://www.ankerjapan.com/pages/202510-support

【電話受付】
0120-775-171(フリーダイヤル / 9:00-17:00 土日祝含む)

SNS上の感情

公共交通機関などでバッテリーの発火事故が相次ぐ中、アンカーが大規模リコールを発表したことに対し、SNSではコメントが相次ぎました。

emogram編集部では、この投稿に関するコメントを独自に分析しました。

分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。

主な「懸念・不安」の声(40%)

「この前買ったばっかりなんだけど…」

「モバイルバッテリー、発火リスクは怖すぎる😨早めに対象確認しなきゃ!」

「今月買ったばかりのスピーカーが対象商品だった…。ティファールのリコール完了した直後だから、またかーって感想」

「持っている人は早めの確認が必要ですね…。発火リスクは本当に怖いので、自主回収は助かります」

主な「行動喚起」の声(30%)

「みんな、家にアンカーのモバイルバッテリーある人は要チェックだよ!」

「家のバッテリー今すぐチェックするレベルじゃん」

「使用中の事故を防ぐため、対象製品の確認と早めの対応が重要です」

主な「驚き」の声(20%)

「えっ!マジか!4台くらいあるよ😲」

「アンカー嘘でしょ勝手に絶大なる信頼を置いていたのに🫨笑」

「え、これ結構やばくない?最近買った人とか大丈夫なんかな?」

主な「企業対応への評価」の声(7%)

「ちゃんとリスクに対応して行動してくれるのありがたい〜」

「他のメーカーよりしっかり回収してくれて個人的には安心感につながってます」

主な「批判」の声(3%)

「買った時期がこれよりもっと前なんだけど、リコール対象と全く同じモデルを買って持ってるのでとてもイヤーな気分にはなってる」

まとめ

今回の分析では、52万台という大規模なリコールの発表に対し、発火リスクに恐怖を示す声のほか、「すぐに確認すべき」という声が多く見られます。一方、アンカーの迅速な対応に「ありがたい」「感謝する」と評価する声も見られました。全体として、多くの所有者が自身の製品を心配している声が多数でした。

ライターコメント

モバイルバッテリーは今や毎日使う必需品となっている人が多いと思います。だからこそ発火リスクは本当に怖いもので、約52万台という大規模回収のニュースには驚きでした。

>ティファールの電気ケトルで発火のおそれ、リコール418万台にユーザーの反応は?

Related Article