「え、食べ物にかかる消費税がゼロになるの?」
政治のニュースって難しくて敬遠しがち…でも、ちょっと待って。今回の話、実はあなたの毎日の買い物に直接関わる超重要な話なんです。
立民、消費減税法案を31日にも国会提出へ 食品0%、他党と連携https://t.co/PsfEdeC7Qa
野田佳彦代表は会合で「今月だけでも食料品の値上げは3千品目を超えており、食卓の危機だ」と強調した。「高市早苗首相にも賛同を呼びかけて、成立を期したい」と述べた。
— 産経ニュース (@Sankei_news) October 30, 2025
要するに、何が起きるの?
立憲民主党が10月30日、「食料品の消費税を0%にする法案」を国会に提出する準備を整えました。野田佳彦代表は会合で「今月だけでも食料品の値上げは3千品目を超えており、食卓の危機だ」と強調しています。
具体的には?
・いつから? → 来年10月1日スタート予定(当初は来年4月予定だったけど準備期間を考慮して先送り)
・どのくらいの期間? → 原則1年間(経済状況によって最大もう1年延長可能)
・どれくらい得するの? → 国民1人あたり年間約4万円の負担軽減!
あなたの生活、こう変わる
想像してみてください。スーパーで買う食材、コンビニでのお弁当、パンや牛乳…これまで、基本税率の10%から2%が引かれた8%かかっていた消費税が0%になるわけです。
具体例で計算してみると?
・月3万円分の食料品を買う人 → 月2400円、年間2万8800円の節約
・一人暮らしで月2万円の人 → 月1600円、年間1万9200円の節約
・4人家族で月10万円の人 → 月8000円、年間9万6000円の節約
毎月のサブスクがタダになるくらい、または年1回の旅行代が浮くくらいのインパクトです。
なぜ「今」この提案なの?
実は背景には、いくつかの事情が絡み合っています。
1. 止まらない値上げラッシュ
今年4月だけで食料品4000品目が値上げされています。10月も3000品目超。お米の価格も高騰して、家計を直撃しています。野田代表が「食卓の危機」と表現したのも納得の状況なんです。
2. 他の野党との連携
・日本維新の会:食料品の消費税を時限的に0%に
・国民民主党:消費税率を一律5%に引き下げ
・共産党:消費税率5%に(将来的には廃止)
・れいわ新選組:消費税廃止
消費税の減税に関しては野党が足並みを揃えています。立憲は「他党と連携して成立を目指す」としていて、ひょっとしたら実現の可能性も?
ちょっと待って、財源は大丈夫なの?
当然の疑問ですよね。年5兆円も必要な大規模減税、お金はどこから出るのでしょう。
立憲民主党が示している財源案:
- 政府の「積み過ぎ基金」の取り崩し (約7.8兆円あると指摘)
- 外国為替資金特別会計の剰余金
- 租税特別措置の見直し(「隠れ補助金」と呼ばれるもの)
野田代表は「赤字国債に頼ることなく、将来世代に負担を及ぼさない」と強調しています。
その先は?「給付付き税額控除」って何?
この食料品の消費税0%は、あくまで緊急的な時限措置。その先に目指しているのが「給付付き税額控除」という制度です。
簡単に言うと?
所得が高い人 → 税金から一定額を控除
所得が低い人 → 控除しきれない分は現金で給付
つまり、本当に困っている人に手厚い支援が届く仕組みです。カナダなどで導入されていて、「消費税の逆進性(所得が低い人ほど負担が重い問題)」を解決する方法として注目されています。
【データで見る】SNSではどんな反応?
このニュースがXでシェアされると、様々な意見が飛び交いました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。
📊 コメントの感情分析結果
最も多かったのは「批判・懐疑的」な声(78%)
SNSで目立ったのは、実は野田代表の過去の経歴に関する指摘でした。
野田氏は2012年、民主党政権の首相として消費税を10%に引き上げることを決めた張本人。その人が今「減税」を訴えているという…なんとも皮肉な状況にあるからです。
代表的なコメント:
「自分で上げておいて今さら減税って、なんの冗談?」
「消費税上げたの野田さんなんだよね…忘れたのかな🫢」
「立憲、消費税増税に関わった過去を棚に上げ、与党の責任にすり替えて減税を訴える。何かのギャグかよ(笑)」
「はいはい選挙が近いんですね。選挙の時だけ国民が喜ぶことを言う」
「これこそポピュリズムって言うんじゃないの」
確かに…当時、消費税増税に反対した民主党議員が集団離党するという大騒動もありました。野田氏自身も会見で「プロセスは悩んだり困ったり、悶絶したり、七転八倒した」と本音を漏らしています。
財源への疑問も
「財源も含めて提出してんだろうな。なんでも丸投げするなよ😡」
「基本的には賛成なのだけど、ちゃんと実現する算段はあるのよね?」
制度設計への不安
「食品を0%ってどこまでを出してんだろうな。スーパー売ってる食材や調味料や加工食品全部ってこと?」
「外食業打撃。ただでさえ減っている」
「飲食店、そこそこ潰れるところあるだろうな」
実は、この減税は飲食店は対象外。スーパーで買う食材は安くなるけど、外食は変わらない。飲食業界への影響を心配する声も出ています。
一方で、支持する声も(12%)
「減税は決して間違いではない」
「食品はずーっと0%がいいなー🙏」
「せめて消費税は食品も外食費もゼロで何党でもいい。政治家をこらしめて🙏」
「自分たちの手柄ではなく野党をまとめて政府を動かすのが偉い」
物価高に苦しむ生活者からは、理屈はともかく「とにかく減税を!」という切実な声も。
実現の可能性は?
正直に言うと、現時点ではハードルは高めです。
自民党と公明党は慎重な姿勢。高市早苗首相(自民党)は「本当に困っている方々のためになるのか検討する」と述べていますが、積極的ではありません。
ただし、公明党は「厳しい生活の負担を直接軽減する『減税』を実現する」と参院選の重点政策に明記。自民党の参院議員の8割が消費税減税を要望しているというデータもあります。
野党が結束し、与党内の「減税派」を巻き込めれば…もしかしたら?
これからの動き
10月31日にも法案が国会に提出される予定です。
野党が「減税」を武器に攻勢をかけ、与党がどう対応するか。永田町の駆け引きが、あなたの財布を直撃する展開になりそうです。
ライターコメント
うちには食べ盛りの子供が2人いるので、スーパーのレシートを見るたびにため息が出る日々…。消費税が0%になったら、正直めちゃくちゃ助かります。でも、野田さんは消費税を上げた人ですからねえ…。今後も各党の主張をしっかりチェックしていきたいと思います。












