女優の今田美桜さん(28)がヒロイン若松のぶを演じるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・0)の第79回が17日、放送され、のぶの祖父、朝田釜次(吉田鋼太郎さん)が天国に旅立ったことを想像させる演出に視聴者から大きな反響が寄せられました。
「遠慮のう大志を貫いてほしいがじゃ」
人生を振り返った釜次は悔いはないと言い、自分の代で朝田石材店を畳むと宣言。家族に「わしは石屋が性に合おうちょった。やき、ず〜っと面白がって働いてきたがじゃ。もう十分じゃ。えいか。この家に縛られたらいかんぞ。おまんらも面白がって生きえ。(亡くなった息子の)結太郎の言いよったとおりじゃ。女子も、いや女子こそ大志を抱きや」と伝えました。
そして結太郎の帽子に「おまん、知っちゅうがか? のぶの大志がどこにあるがか」と語り掛け、「戦争中、のぶはお国のために尽くし、家族のためによう働いてくれた。これからは 遠慮のう大志を貫いてほしいがじゃ」と本心を伝えました。
その言葉に涙をこらえるのぶ。釜次は、結太郎の帽子をすっとかぶり、のぶに「おまんを待ちゆう人がおったら、そこへ向こうて走れ。おまんが助けたい人がおるがやったら、どればあ遠くても走ってけ」と指示した。間違っても転んでもいい、それも全部面白がって生きろという祖父に、のぶは泣きながら「うち…釜じいの孫でよかった。最高や…」と感謝しました。
SNS上の感情
第79回の放送で釜次が天国に旅立ったことを想像させる演出に、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主な「哀しみ」の声(65%)
「最高にかっこ良かった」
「目頭が熱くなった」
「寂しい」
主な「楽しみ」の声(25%)
「最高のおじいちゃん」
「素晴らしい脚本・演出・演技」
「粋な退場」
主な「喜び」の声(5%)
「十分に生きた」
「幸せだった」
「感動した」
まとめ
今回の分析では、第79回の放送で釜次が天国に旅立ったことを想像させる演出に、「釜じいらしい最期」「これからも見守って」と惜しむ投稿が相次ぎました。
ライターコメント
この日のラストシーンではヒグラシの声と風鈴の音が聞こえ、少し靄がかかる中、背中に「釜」と書かれた法被を着て「よさこい節」を元気に踊る釜次の姿が描かれました。最後に石を削る音が合図のように響き放送が終了。釜次は天国に旅立ったと思われます。SNSでは「ナレーションも何もなかったけど旅立った」と納得する意見もありました。
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