駿台予備学校(駿台)を運営する駿河台学園(東京)は1日、2026年度の大学入試から、合格者数の公表をとりやめると発表しました。受験生の多くが複数の塾や予備校に通っており、一つの教育機関における合格者数に意味がないと判断しました。
河合塾や代々木ゼミナールと並ぶ「三大予備校」
駿台は河合塾や代々木ゼミナールと並ぶ「三大予備校」とされています。一方で、主要な塾や予備校の東大合格者数を合計すると、実際の合格者数を大きく上回る数字になるなど、数値への信頼性や意味が形骸化していることなどが公表取りやめの背景にあります。
SNS上の感情
駿台予備校が大学合格者数の公表をとりやめることについて、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主な「喜ぶ」声(75%)
「好印象」
「良かった」
「素晴らしいと思う」
「正確な情報を発信しようとする姿勢」
「努力する人に寄り添う」
主な「楽しみ」の声(25%)
「受験生1人1人にそれぞれの目標がある」
「大学名だけじゃなく」
「過去の伝統や口コミだけで評価が維持できるのか」
「一定の意味がある」
「誠実さを示すものと受け取られる」
まとめ
今回の分析では、駿台予備校が大学合格者数の公表をとりやめることについて、「長年にわたる実績と信頼、講師や教材の質に対する評価は簡単には揺らがない」と指摘する声が寄せられました。
ライターコメント
駿台の担当者は「合格者数の公表が受験生や保護者にとっての指標であることは明らかで、公表の取りやめは大きな決断だった」と説明。そのうえで、難関大だけでなく、それ以外の大学を目指す受験生に寄り添う教育機関であり続けるとしています。SNSでは「数字に頼らず本質的な教育力で勝負する姿勢として、一定の支持を集めるのではないか」と評価する意見もありました。