阿部俊子文部科学相(66)は8日の閣議後記者会見で、全国高校野球選手権大会に出場している広陵高(広島)で、野球部員の暴力行為があったことについて「大変遺憾で、決して許される行為ではない」と述べました。出場の判断は「日本高野連で適切にされるものと承知しているので、コメントは控える」としました。
「冷静な対応をお願いしたい」
阿部氏は広陵高に対し「被害を受けた生徒のケアと、暴力行為に及んだ生徒への指導などに適切に対応し、再発防止に努めていただきたい」と強調した上で、SNSで情報が拡散していることには「発言がエスカレートしていけば誹謗中傷で新たな人権侵害を生むことにつながる。冷静な対応をお願いしたい」と呼びかけました。
SNS上の感情
阿部文科相が広陵高野球部の暴力問題に言及したことについて、SNSではコメントが相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
主な「怒り」の声(75%)
「被害者や家族が許せいないのは当然」
「部活も教育の場」
「立場がある人間、言動が世に与える影響はとてつもなく大きい」
主な「哀しむ」声(20%)
「抜本的な教育現場の改革を推し進めて」
「被害者が泣き寝入りする世の中ではあってはならない」
「有識者たちが時代にあった危機管理の対応を指導した方がいい」
主な「喜楽」の声(5%)
「学校側は思い切った決断が必要」
「ここでコメントしても何も好転しない」
「冷静にとはいかない部分があるのもまた事実」
まとめ
今回の分析では、阿部文科相が広陵高野球部の暴力問題に言及したことについて、「被害者が救われるような社会になってほしい」と願う声が寄せられました。
ライターコメント
広陵は1月に寮内で上級生が下級生の胸をたたいたり胸ぐらをつかんだりする暴力行為があったことを認め、被害者に謝罪する文書を今月6日公表。高野連は3月に厳重注意措置としていました。SNSでは「本来学ぶべき高校生らしいスポーツマンシップを置き去りにするのは本末転倒」と厳しい意見も見られました。
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