【第107回全国高校野球 明豊(大分)―市立船橋(千葉)】力投する明豊・寺本悠真=甲子園球場(成田隼撮影)

【甲子園】市立船橋が初戦敗退、魔曲「市船ソウル」にSNS歓喜も明豊に及ばず 

By - emogram編集部
喜怒哀楽

第107回全国高校野球選手権大会は9日、甲子園球場で1回戦4試合が行われ、第4試合で、3年ぶり7度目の出場の市立船橋(千葉)が明豊(大分)に2-6で敗北しました。

市立船橋は、六回までに5点のリードを許す苦しい展開となりました。ですが、七回と八回に魔曲「市船ソウル」が一塁側アルプス席から流れる中で1点ずつを加えて2-5に。「市船ソウル」に乗せられて押せ押せムードとなりましたが、1番・大木陽翔選手(3年)が見逃し三振、2番・小島直大選手(3年)が遊飛に打ち取られて力尽きました。

市立船橋の海上雄大監督は「甲子園の舞台でもう一つ彼らの力を発揮させてあげたかった」と唇をかみました。一塁側アルプス席に集まった約2000人の大応援団の声援について、「感慨深い、力強いなと思う。あの応援がなければここまで来ていなかった」と感謝しました。

SNS上の感情

9日の第4試合で、3年ぶり7度目の出場の市立船橋が明豊に2-6で敗北したことに対し、SNSでは市立船橋の魔曲「市船ソウル」を中心にコメントが相次ぎました。

emogram編集部ではこの話題に関するSNS上の感情を独自に分析しました。

感情分析の結果は以下の通りです。

主な「喜ぶ」声(55%)

「現地で初めて見ましたが、圧巻でしたね。素晴らしいです」

「市船の応援はさすがだったね。演奏から声援、ダンスまで高校生らしさが全開だった」

「市船ソウルやっぱカッコいいな!」

「千葉にはレッツゴー習志野やチャンス紅陵とか素晴らしい曲があるがこの市船ソウルも全国に誇れる魔曲になってきた」

主な「楽しむ」声(20%)

「来年も千葉県大会を見に行こうと思う」

「ブラバンは当日、大会に出てから移動してきた」

「明豊がチャンスに決めきる打撃と投手の迷いのなさが目立って良かった」

主な「怒哀」の声(25%)

「大音量の声援は迫力があって良いんだけど、明豊の野手同士2人でかけ合う声が掻き消され、交錯してしまいフライを捕り損ねるシーン」

「今どき『スキンヘッドばりの坊主頭』」

「音楽が注目されて、選手は何を思うかね」

「まだまだ聞きたかったけど勝負の世界だから仕方ないか!」

「ジョックロックの智弁和歌山やワッショイの天理も負けてしまったなぁ…」

まとめ

今回の分析では、9日の第4試合で、3年ぶり7度目の出場の市立船橋が明豊に2-6で敗北したことに対し、SNSでは市立船橋の魔曲「市船ソウル」を中心にコメントが相次ぎ、主に「市船ソウル」に喜び楽しむ声であふれていました。一方で、市船が敗北したことで、この曲が甲子園で聞けないことを嘆く声もありました。

ライターコメント

この試合に先発した明豊のエース左腕・寺本悠真投手(3年)は8回1失点と好投しました。高校通算21本の花嶋大和選手(3年)を擁する市立船橋打線を五回までわずか1安打に封、七回に一時降板しましたが、九回から再びマウンドに立ちました。市立船橋の「市船ソウル」が流れる中、1死一、二塁を招きましたが、後続をなんとか断ち切りました。寺本投手は、「再登板は今回が初めてだったが、気持ちを切らさずに投げられた。(市船ソウルは)今までにないほど迫力のある応援だったので、空気に飲み込まれないように、気持ちを整理して投げられた」と汗をぬぐいました。

千葉県出身の筆者はこの試合に注目しつつ観戦しました。明豊高校強かったです。市立船橋の敗北はちょっと悔しかったですが、千葉勢を破った明豊には次戦以降も頑張ってほしいです。次の試合は佐賀北と九州の近隣対決。この試合も楽しみです。

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