第107回全国高校野球選手権大会第10日は15日、甲子園球場で2回戦が行われ、東洋大姫路(兵庫)、西日本短大付(福岡)、明豊(大分)、県岐阜商が3回戦へ勝ち進みました。
東洋大姫路は花巻東(岩手)に8―4。西日本短大付は聖隷クリストファー(静岡)に2―1で競り勝って昨夏、今春に続く甲子園2勝。明豊は佐賀北から中盤以降に得点を重ね6―1で快勝。県岐阜商は東海大熊本星翔とのシーソーゲームを4―3で制しました。
第3試合は明豊が九州対決を制す
第3試合の明豊ー佐賀北戦では、明豊が五回、2死満塁の絶好機で辻田拓未捕手(3年)が中堅へ走者一掃の適時打。3点を先制しました。
佐賀北はその裏、4番の宮崎淳多内野手(3点)の適時打で1点を返しました。試合は五回終了時に雷雨のため中断。62分間の中断時間を経て再開した直後の六回、明豊は4番・加納悠成外野手(3年)の内野安打の間に1点を追加しました。
追いかける佐賀北は七回に満塁のチャンスを作るも、中断後の六回からこの日3番手で登板した明豊の背番号1、寺本悠真投手(3年)の前に無得点に抑え込まれました。勝利した明豊は3年ぶりに夏の2勝目を挙げ、3回戦進出を決めました。

県岐阜商は東海大熊本星翔に競り勝つ
第4試合の県岐阜商―東海大熊本星翔では、県岐阜商が東海大熊本星翔との接戦を制しました。先発した柴田蒼亮投手(2年)が134球の熱投で3失点完投しました。
三回に1点を先制されましたが「先制されてもまだたくさん回があって、バッター陣を信じていました。『打つから大丈夫』と3年生が言ってくれて助かりました」と落ち着いて自分の投球に向き合いました。135球で完投した日大山形との1回戦に続いてひとりで投げ切り「前回は真っすぐがあまり使えなかった。今回は低めに意識して投げることができた」と振り返りました。
SNS上の感情
第四試合の県岐阜商と東海大熊本星翔に勝利し、今大会に出場する公立校のうち唯一、3回戦に進出した県岐阜商に対し、コメントが相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
県岐阜商に対する「喜び・祝福」の声(70%)
「3回戦進出おめでとう」
「おめでとうございます」
「県岐商らしい試合」
県岐阜商に対する「応援・期待」の声(20%)
「頑張って下さい」
「応援してます!!」
「また試合見せてください!!」
「岐阜県大会から観てます!!」
試合や甲子園に対する「感想・考察」の声(10%)
「やっぱり公立高校を応援してしまうなぁ〜」
「最後の砦」
「佐賀北が勝ったら、佐賀北vs県岐阜商と公立高校対決だった」
まとめ
今回の分析では、県岐阜商ー東海大熊本星翔の試合で県岐阜商が勝利し、2009年以来16年ぶりに3回戦進出を決め、今大会に出場していた公立校6校のうち、唯一3回戦に進出した公立「最後の砦」となったことに対して応援やエールを送る声が多数寄せられていました。第3試合で明豊に敗れた県立高校の佐賀北と県岐阜商の公立校対決を期待していたという声も多く見られました。
ライターコメント
明豊に佐賀北が敗れたことで、今回の大会に出場するチームで残る公立校は県岐阜商1高になってしまいました。私立全盛の中で、県岐阜商に対しSNSでは「最後の砦として頑張ってほしい」という声が数多く寄せられています。県岐阜商は、雨天延期がなければ、8月17日(日)の第4試合で明豊と対戦する予定です。