「ラーメン二郎」をご存知でしょうか?
東京・三田に本店を構えるラーメン店で、そこからのれん分けした店舗の総称です。
中毒性のある唯一無二のラーメン
並盛りでも一般的なラーメン店の大盛以上の麺の量があり、大量の茹でられたもやし・キャベツ、背油が盛られ、一般的なラーメンと一線を画した、まさに「唯一無二」の個性的なラーメンとして知られています。
一度通うと何度も通いたくなる「中毒性」があることから、熱狂的なファンが多いラーメン店であり、その熱狂的なファンのことは「ジロリアン」と呼ばれています。
そんな熱狂的なファンが多いことでも知られるラーメン二郎ですが、先日、筆者が街歩きをしていると、「ラーメン二郎・荻窪店」(東京都杉並区)に設置された自販機の商品ラインナップがふと目に飛び込んできました。
そして、筆者は、その並びに驚いて、思わず二度見しつつ、足を止めてしまいました。
何故なら…。
自販機の上段が丸々ウーロン茶(2本は緑茶)という並びだったからです。
しかも、ウーロン茶は、すべて「脂肪の吸収を抑える」という機能性タイプ。
カロリーは1500キロオーバー?
ラーメン二郎は、豚骨ベースの濃厚なスープのほか、厚切りのチャーシュー、大量の麺、大量の背油、それに大量の野菜、ニンニクなどから構成されており、そのカロリーは一杯当たり1500キロカロリー以上と推定され、成人女性の1日の推奨摂取カロリーである約2000キロカロリーの大部分を占めるほどです。
なので、食べる前や食べている最中には食べた後のことを懸念して、食べた後には、口に残る油や摂取した脂肪を洗い流す「リセット」効果で罪悪感を帳消しにするという意味で、自販機にはずらりと脂肪の吸収を抑えるお茶を並べる「神」対応をしているんだなと、ここ10年以上、ラーメン二郎を食べていない筆者は、散歩しながら、思わずその配慮に納得してしまいました。