督促はがきで気付くケースも
身分証として「運転免許証」を使っている人はどれくらいいるでしょうか。
有効期限が近くなるたびに、更新を督促するために送られてくるはがきを見て、期限に気づく人も多いのではないでしょうか。
令和7年3月24日からマイナンバーカードと運転免許証及び運転経歴証明書が一体化された「マイナ免許証」が開始され、必要な手続きをとった人は、更新の際に直接運転免許試験場に行く必要はあるものの、オンラインで都合の良い時間や場所で受講できるようになりました。
免許の新規取得や更新の際に行く必要のある運転免許試験場。しかし、試験場は、大抵が、不便な場所にあることが多いのが実情です。
どうして不便な場所にあるのでしょうか?
広大なコースが設置
運転免許試験場に行ったことがある人にはわかると思いますが、試験場には、建物の横に教習所で見るような広大なコースが隣接されています。
免許を取った人たちは指定自動車教習所で教習を修了し、試験場で学科試験に合格するという手順を取る人が大多数かと思います。
けれども、一方で未指定の教習所に通っている、いわゆる「一発試験」(飛び込み試験)の人は筆記試験のほかに、技能試験のために最低3回は試験場に行く必要があります。
「試験場で一発試験を受ける人」のためにあの広大なコースが用意されている大きな理由です。
広大な敷地が必要となるため、結果的に、試験場は郊外の不便な場所に設けられることが多いというワケです。
東京都でも府中市に運転免許試験場がありますが、都心からだと時間がかかるため、免許の更新だけを行う「神田免許更新センター」「新宿免許更新センター」で更新を行う人も多い状況です。