日産自動車が、主力の完成車工場である追浜工場(神奈川県横須賀市)と、商用車を生産している子会社「日産車体」湘南工場(神奈川県平塚市)の閉鎖を検討していることが17日、明らかになりました。2工場の生産能力は国内工場の約3割に当たります。
日産自動車は5月13日、2027年度までに国内外の7工場を閉鎖すると発表。車両の生産工場を17から10に統廃合して、中国を除く世界の生産能力を約3割落とす計画を打ち出しています。
SNS上の感情
今回、日産が国内2工場の閉鎖を検討していることが明らかになったことを受け、SNS上では多くの投稿が行われました。
emogram編集部では、このニュースに対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
- 「怒」(約4.5割)
- 「哀」(約4割)
- 「楽」(約1割)
- 「喜」(約0.5割)
主な「怒哀」の声(約8.5割)
<怒りの声>
「日産の経営陣、マジで何やってんだ?追浜と湘南の工場閉鎖って、創業の地である神奈川から完成車工場を全部手放すって話だろ?」
「日産って需要がある車を辞めて需要の無い車に作り変えるのが上手いメーカーだよね」
「(元社長のカルロス・)ゴーンが笑ってるよ」
<哀しみの声>
「追浜の工場閉鎖かぁ社会科見学で行った思い出が」
「工場減らして何が残るやら」
まとめ
今回の分析では、日産が国内2工場の閉鎖を検討しているというニュースに対して、経営陣の対応を批判する声や、発祥の地、神奈川県内の2工場の閉鎖を嘆く声などネガティブな反応が9割近くに達したことが分かりました。
ライターコメント
日産の国内2工場の閉鎖検討というニュースに対して、SNSでは予想通りネガティブな声が大半を占めました。日産は、2027年度までに国内外の7工場を閉鎖し、同時に2027年度にかけて国内外のグループ従業員の約15%に当たる2万人も削減する方針で、これらの合理化施策により2025年3月期の実績に比べて5000億円のコスト低減を見込むとしています。今回の工場閉鎖検討もその一環で、SNSでは工場閉鎖検討に厳しい声が寄せられた一方、「早く経営が安定し、従業員を安心させてあげて欲しいですね」と、従業員を心配するコメントもありました。