帝国データバンク横浜支店は21日、中華料理店の運営会社「聘珍樓」(へいちんろう、横浜市港北区)と関係会社1社が裁判所の破産手続き開始決定を受けたと発表しました。負債総額は2024年3月期末時点で関係会社と合わせ32億3800万円でしたが、その後に変動している可能性があります。
各地の百貨店内でも販売
聘珍楼の関係会社は「香港聘珍樓ジャパン」(同区)。聘珍樓ブランドのレトルト食品や調味料などを扱い、百貨店向けを主力に量販店、カタログ通販業者などと取り引きしていました。
今月20日に事業を停止する前は、東京・日比谷▽東京・吉祥寺▽大阪・梅田▽北九州・小倉-で高級中華料理店を展開するほか、神奈川県内で中華レストランやファストフード形式の2店舗を運営。各地の百貨店内でも販売を行っていました。
SNS上の感情
聘珍樓の破産手続きが決定したことについて、SNSでは投稿が相次ぎました。
emogram編集部では、このニュースに対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
- 「哀」(約7.5割)
- 「楽」(約1.5割)
- 「喜怒」(約1割)
主な「哀楽」の声(約9割)
「思い出の味がなくなるのはとても残念」
「正統派の店がなくなるのは寂しい」
「また食べたいと思わせてくれる数少ないお店」
「店頭販売の肉まんが大好きでした」
まとめ
今回の分析では、聘珍樓の破産手続きが決定したことについて、「昭和の香りが全くなくなるのは残念」と惜しむ声が大半を占める一方、「時代も変わり…。高級大型店は厳しかったと思う」と納得する意見もありました。
ライターコメント
聘珍樓は1990年代にテレビ東京系の番組「浅草橋ヤング洋品店」に出演し、「炎の料理人」として人気を集めた周富徳さんが総料理長を務めたことでも知られました。SNSでは「あの建物は立派だし雰囲気もいい」「思い出もあるので残して欲しい」と願う声も寄せられました。