【連載】ゆいママ『キッチンから届けるおいしさと健康』(7)〝人生最後〟の腸活ダイエット

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こんにちは! 体にやさしい多国籍料理を紹介している管理栄養士のゆいママです。

突然ですが、みなさん「腸活ダイエット」って聞いたことありますか?

バナナやカレー、断食ダイエットとか、いろいろ流行りましたよね。でも「やってみたけど続かなかった…」「リバウンドしちゃった」って声もよく聞きます。

実は私も、体型管理にはちょっとトラウマがあって…。新人の頃、先輩栄養士が糖尿病の患者さんに食事指導に行ったのですが、「ふくよかな栄養士に言われても説得力ない!」って言われてできなかったことが衝撃でした。

それを聞いて「あ、これは私も気をつけなきゃ」と思い、以来ほぼ毎日体重計に乗って、ベスト体重の2~3キロ以内をキープしています。

でも今回紹介する腸活ダイエットは、無理せず自然に痩せられる! という健康の一つなので、生きている間ずっとして欲しいから「人生最後のダイエット」です。

なんと50歳の主人も、ご飯をこの腸活に良いものに変えたところ、本人も気付かないうちに痩せていました!

腸活ダイエットの目的はシンプル。「痩せ菌=ブラウティア菌を増やす」ことだけ。

この菌は日本人の9割が持っています。でも、十分に働く量を持っている人は少ないんです。増やすには〝エサ〟が必要で、麹に含まれるグリコセラミドや、水溶性食物繊維がその役割。

具体的には、味噌やしょうゆなどの発酵調味料、玉ねぎやもち麦がおすすめ。さらに納豆やヨーグルト、野菜を合わせると腸内環境が整って、自然と痩せやすい体に近づきます。

玄米も良く聞きますが、不溶性食物繊維が多いので痩せ菌のエサにはちょっと不向き。もち麦入りの雑穀ご飯や玉ねぎ入り味噌汁ならバッチリです👍

せっかく食べるなら、体の中から善玉菌でもある「痩せ菌」を増やして痩せやすい体を作ってみませんか?

今日ご紹介する腸活メニュー3品は簡単に続けられるものばかり。ぜひ試してみてくださいね!

今日からできる! 腸活ダイエットおすすめレシピ3品

どれも材料がシンプル&10〜15分で作れるので、毎日のごはんに取り入れやすいですよ👌

スペイン風*にんにく腸活ソース(豆腐ステーキ用)

にんにくとオリーブオイルで香りを出し、塩麹と白ワインで整え、仕上げにレモン汁をプラスするとさっぱり! 豆腐ステーキや魚、鶏肉にも合います。

【材料(2人分)】
・にんにく 2かけ(薄切り)
・オリーブオイル 大さじ2
・塩麹 小さじ1
・パプリカパウダー 少々(あれば)
・レモン汁 小さじ1

腸活ドレッシング(発酵ごま味噌風)

味噌と塩麹で腸活菌をチャージ。サラダや蒸し野菜、冷奴にもよく合います。ほんのり甘さを出したいときは、はちみつをちょい足し。

【材料(2人分)】
・味噌 小さじ2
・米酢 小さじ2
・すりごま 大さじ1
・オリーブオイル 小さじ2
・塩麹 小さじ1
・はちみつ 小さじ2分の1

もち麦と玉ねぎの発酵リゾット風スープ

もち麦と玉ねぎで〝痩せ菌〟の大好物をしっかり。味噌と塩麹のW発酵で腸が喜ぶスープごはん風。粉チーズをかければリゾット気分!

【材料(2人分)】
・もち麦ご飯 茶碗2杯分(炊いておく)
・玉ねぎ 2分の1個(薄切り)
・えのき 1袋(1cm幅)
・塩麹 小さじ2
・味噌 大さじ1
・オリーブオイル 小さじ2
・水 200ミリリットル
・粉チーズ 少々(仕上げ用)
・黒こしょう 少々

(不定期連載)

【プロフィル】ゆいママ

食べることも、作ることも大好きな、管理栄養士。生活を前向きに楽しむことを大切にしている。父親が病に倒れたのを機に「予防のための食事」について学び直し、そこで得た知識を基に、インスタグラムで「多国籍料理」をテーマにしたレシピを発信中。ちょっと疲れた日も、ちょっと不安な日も、キッチンから誰かの背中をそっと押せるような、そんな料理の話題を届けていきます。

インスタグラム:yuimama_eiyourecipe

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