食べなきゃ損する! 夏限定にんにく効果5選
こんにちは! 体にやさしい多国籍料理を提案しているゆいママです。
普段は管理栄養士として働きながら、インスタグラムなどでレシピを発信しています。
さて、みなさんは猛暑でこんな症状ありませんか?
1. 寝不足
2. 冷房で体が冷える
3. 食欲不振
4. 便秘
5. 疲れが取れない
実は、「にんにく」がこれら夏の悩みをまるっとサポートしてくれるんです。
形や調理法で効能が変わるにんにく。生・加熱・発酵と使い分けて、夏バテ知らずの体にしましょう!
1. 快眠×カツオのタタキ
生にんにくにはアリシンがたっぷり。カツオのたたきと合わせれば、疲労回復効果が期待できます。さらにアリシンには自律神経を整える働きがあり、夜のリラックス効果から快眠にもつながります。
【作り方】
鰹のたたきに生にんにくスライスと薬味をたっぷりのせ、粗塩でさっぱりと。
2. 冷房での冷え対策×米粉のフォカッチャ
加熱するとアリシンは分解され、血流改善や冷え解消に役立つ成分へと変化します。米粉で作るフォカッチャならグルテンフリーで消化しやすく、冷えた体もポカポカに。
【材料】(直径20センチフライパン1枚分)
・米粉…200グラム
・片栗粉…20グラム
・ドライイースト…小さじ1
・塩麹…大さじ2
・オリーブ油…大さじ2
・砂糖…小さじ2
・水…150〜160ミリリットル(40℃くらいのぬるま湯、塩麹の水分で調整)
※お好みトッピング(ローズマリー、オリーブ、岩塩など)…適量
【作り方】
(1)ボウルにトッピング以外の材料を全て入れ、ゴムベラで混ぜる。生地はやや柔らかめ(スプーンですくえる程度)に調整
(2)ボウルにラップをし、暖かい場所(30〜35℃)で生地が1.5〜2倍になるまで発酵させる
(3)フライパンに薄くオリーブオイルを塗り、生地を入れて20センチ程度にのばし、指でくぼみをつけてトッピングをのせる
(4)フライパンにふたをして、再び暖かい場所でふんわりするまで置く
(5)弱火でふたをして10〜12分、裏返して8〜10分焼く。焦げやすいので弱火寄りで
3. 食欲アップ×ガーリックチャーハン
みじん切りにしてじっくり加熱し、カリカリにしたにんにくは香りが強く、落ちた食欲を呼び戻します。夜は交感神経が優位になって眠りが浅くなることもあるので、ランチ向き。匂いが気になる人は、千切りしそをたっぷりのせると口臭予防にもマル。
【作り方】
(1)フライパンにみじん切りのにんにくを入れ、たっぷりお好みの油で弱火でじっくり加熱。にんにくチップのできあがり
(2)にんにくチップを取り出し、香りが移ったオイルでごはんを炒める。塩コショウで味を整え、仕上げはしょうゆでさっと
(3)にんにくチップとしそを山盛りにして完成
4. 腸活×にんにく麹
発酵させたにんにく麹は刺激がやわらぎ、うま味と甘味がアップ。消化吸収がよく、便秘やお腹の悩みをサポートします。
【材料】
・にんにく…75グラム
・乾燥麹…150グラム
・塩…50グラム
・水…200ミリリットル
【作り方】
刻んだにんにくと乾燥麹、塩、水を混ぜ、1週間〜10日ほど発酵させる。調味料として万能に使えます。
5. 疲労回復×にんにく麹の唐揚げ
鶏肉をにんにく麹に漬けておけば、麹の酵素でお肉が柔らかくなり、にんにくの疲労回復効果もさらにアップ。冷めても美味しく、夏のお弁当にもぴったり。
【材料】
・鶏もも…1枚(300グラム)
・にんにく麹…大さじ1〜2
・片栗粉…適量
・揚げ油…適量
【作り方】
(1)鶏ももを一口大に切り、にんにく麹に10分以上漬け込む
(2)片栗粉を塗し、熱した油で揚げる
にんにくは、生・加熱・発酵と変化させることで、夏の不調に合わせた効果を引き出せます。「にんにく=スタミナ食」だけじゃない。あなたの夏を軽やかにする、万能食材です。
おいしく食べて、一緒に暑い夏を乗り切りましょう!
(不定期連載)
【プロフィル】ゆいママ
食べることも、作ることも大好きな、管理栄養士。生活を前向きに楽しむことを大切にしている。父親が病に倒れたのを機に「予防のための食事」について学び直し、そこで得た知識を基に、インスタグラムで「多国籍料理」をテーマにしたレシピを発信中。ちょっと疲れた日も、ちょっと不安な日も、キッチンから誰かの背中をそっと押せるような、そんな料理の話題を届けていきます。
インスタグラム:yuimama_eiyourecipe