夏を乗り切ろう! 旨辛レシピ3選
なんだか最近、ダルくない?
冷房のきいた部屋で、冷たいお茶を飲んでアイスをパクっ。気づけば身体の芯までひんやり、心までちょっと静かになってる気がする。
そんな人には、「ちょい辛」一匙がオススメ。ピリッとした刺激が、眠ってた食欲と気力をそっと起こしてくれます。〝辛い〟って実は、やさしくて、元気になる味なんです。
でも、辛さにもいろいろあるんです。今日は、「3種類の〝辛さ〟」と、それにぴったりな「夏の不調」の組み合わせをご紹介します。
エアコン疲れ×ラー油
唐辛子の辛さを油に閉じ込めたラー油は、まろやかだけどしっかり刺激的。じんわり体を温めてくれるから、冷房で冷えた夜や、食欲のない日の味方です。
ごま油ベースなので、ほどよく使えば胃にもやさしいんです。
夏バテ×カレー粉
カレー粉は、ターメリック・クミン・コリアンダーなど体にうれしいスパイスの集合体。ピリ辛なのにどこか香ばしくて、炒め物にも和え物にもよく合う万能選手です。夏バテで体が重たいときに、香りから元気をもらえます。
腸活×キムチ
発酵食のキムチは唐辛子×乳酸菌のパワーがあり、〝旨辛〟な味わい。代謝も腸も整えて、内側からじんわり元気になりますよ。
市販品でも無添加を選べば、毎日食べてOK。炒め物にもサラダにも、食卓にひと匙の「発酵パワー」はいかがでしょうか。
レシピ3品紹介!
では、実際にその〝旨辛パワー〟を味わえる簡単レシピを3品ご紹介します
1. トマトとキムチの卵炒め
夏バテ予防にぴったり! うま辛ふんわり卵炒めです。
【材料】(2〜3人分)
・トマト…2個(約300グラム)
・キムチ…80グラム
・卵…3個
・ごま油…大さじ1
・こしょう…少々
【作り方】
(1)トマトをくし切りし、キムチはざく切り
(2)卵にこしょう少々を加えて溶く
(3)ごま油でトマトとキムチを炒める
(4)卵を流し入れ、ふんわり炒めたら完成
【ポイント】酸味×発酵×まろやか卵で、朝でも夜でも食べやすい!
2. きゅうりのラー油漬け
放置で完成、ピリ辛おつまみ副菜。
【材料】(2人分)
・きゅうり…1本
・塩…少々
・にんにく…小さじ1/2
・ごま油…大さじ1
・ラー油…小さじ1〜
・醤油・酢…各小さじ1
・白ごま…適量
【作り方】
(1)きゅうりは蛇腹切りで食べやすいサイズに切り、塩揉みする
(2)水気を切って調味料と和え、冷蔵庫で30分
【ポイント】一晩おくとさらにしみしみ。副菜でも、麺にのせても◎
3. なすのカレー粉チーズ焼き
香ばしカレーとチーズの最強コンビ。
【材料】(2〜3人分)
・なす…2本(約300グラム)
・シーチキン…1パック(50グラム)
・カレー粉…小さじ1
・醤油…小さじ1/2
・ピザ用チーズ…50グラム
【作り方】
(1)なすをヘタつきのまま縦半分に切って、格子状に切り込みする
(2)耐熱皿にのせ、電子レンジ600ワットで3分加熱する
(3)ボウルにシーチキン、カレー粉、醤油をいれ、混ぜ合わせる
(4)なすの上に(3)とチーズをのせて、トースターで5〜7分焼くだけ
【ポイント】スパイスの香りでテンションUP、白ワインにも合います。
「なんとなく不調」が続く夏。でも、香りと辛さの「ちょい刺激」が、意外と一番のクスリになるかもしれません。
体も心もととのう、夏の小さなスパイスレシピ。今日のごはんに、ピリッと小さな元気をどうぞ。
(不定期連載)
【プロフィル】ゆいママ
食べることも、作ることも大好きな、管理栄養士。生活を前向きに楽しむことを大切にしている。父親が病に倒れたのを機に「予防のための食事」について学び直し、そこで得た知識を基に、インスタグラムで「多国籍料理」をテーマにしたレシピを発信中。ちょっと疲れた日も、ちょっと不安な日も、キッチンから誰かの背中をそっと押せるような、そんな料理の話題を届けていきます。
インスタグラム:yuimama_eiyourecipe