ゆいママ『キッチンから届けるおいしさと健康』(4)

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夏を乗り切ろう! 旨辛レシピ3選

なんだか最近、ダルくない?

冷房のきいた部屋で、冷たいお茶を飲んでアイスをパクっ。気づけば身体の芯までひんやり、心までちょっと静かになってる気がする。

そんな人には、「ちょい辛」一匙がオススメ。ピリッとした刺激が、眠ってた食欲と気力をそっと起こしてくれます。〝辛い〟って実は、やさしくて、元気になる味なんです。

でも、辛さにもいろいろあるんです。今日は、「3種類の〝辛さ〟」と、それにぴったりな「夏の不調」の組み合わせをご紹介します。

エアコン疲れ×ラー油

唐辛子の辛さを油に閉じ込めたラー油は、まろやかだけどしっかり刺激的。じんわり体を温めてくれるから、冷房で冷えた夜や、食欲のない日の味方です。

ごま油ベースなので、ほどよく使えば胃にもやさしいんです。

夏バテ×カレー粉

カレー粉は、ターメリック・クミン・コリアンダーなど体にうれしいスパイスの集合体。ピリ辛なのにどこか香ばしくて、炒め物にも和え物にもよく合う万能選手です。夏バテで体が重たいときに、香りから元気をもらえます。

腸活×キムチ

発酵食のキムチは唐辛子×乳酸菌のパワーがあり、〝旨辛〟な味わい。代謝も腸も整えて、内側からじんわり元気になりますよ。

市販品でも無添加を選べば、毎日食べてOK。炒め物にもサラダにも、食卓にひと匙の「発酵パワー」はいかがでしょうか。

レシピ3品紹介!

では、実際にその〝旨辛パワー〟を味わえる簡単レシピを3品ご紹介します

1. トマトとキムチの卵炒め

夏バテ予防にぴったり! うま辛ふんわり卵炒めです。

【材料】(2〜3人分)
・トマト…2個(約300グラム)
・キムチ…80グラム
・卵…3個
・ごま油…大さじ1
・こしょう…少々

【作り方】
(1)トマトをくし切りし、キムチはざく切り
(2)卵にこしょう少々を加えて溶く
(3)ごま油でトマトとキムチを炒める
(4)卵を流し入れ、ふんわり炒めたら完成

【ポイント】酸味×発酵×まろやか卵で、朝でも夜でも食べやすい!

2. きゅうりのラー油漬け

放置で完成、ピリ辛おつまみ副菜。

【材料】(2人分)
・きゅうり…1本
・塩…少々
・にんにく…小さじ1/2
・ごま油…大さじ1
・ラー油…小さじ1〜
・醤油・酢…各小さじ1
・白ごま…適量

【作り方】
(1)きゅうりは蛇腹切りで食べやすいサイズに切り、塩揉みする
(2)水気を切って調味料と和え、冷蔵庫で30分

【ポイント】一晩おくとさらにしみしみ。副菜でも、麺にのせても◎

3. なすのカレー粉チーズ焼き

香ばしカレーとチーズの最強コンビ。

【材料】(2〜3人分)
・なす…2本(約300グラム)
・シーチキン…1パック(50グラム)
・カレー粉…小さじ1
・醤油…小さじ1/2
・ピザ用チーズ…50グラム

【作り方】
(1)なすをヘタつきのまま縦半分に切って、格子状に切り込みする
(2)耐熱皿にのせ、電子レンジ600ワットで3分加熱する
(3)ボウルにシーチキン、カレー粉、醤油をいれ、混ぜ合わせる
(4)なすの上に(3)とチーズをのせて、トースターで5〜7分焼くだけ

【ポイント】スパイスの香りでテンションUP、白ワインにも合います。

「なんとなく不調」が続く夏。でも、香りと辛さの「ちょい刺激」が、意外と一番のクスリになるかもしれません。

体も心もととのう、夏の小さなスパイスレシピ。今日のごはんに、ピリッと小さな元気をどうぞ。

(不定期連載)

【プロフィル】ゆいママ

食べることも、作ることも大好きな、管理栄養士。生活を前向きに楽しむことを大切にしている。父親が病に倒れたのを機に「予防のための食事」について学び直し、そこで得た知識を基に、インスタグラムで「多国籍料理」をテーマにしたレシピを発信中。ちょっと疲れた日も、ちょっと不安な日も、キッチンから誰かの背中をそっと押せるような、そんな料理の話題を届けていきます。

インスタグラム:yuimama_eiyourecipe

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