NTTドコモが運営するポータルサイト「gooポータル」は、11月25日13時をもってサービスを終了すると発表しました。
「突然のお知らせを深くお詫び」
公式サイト上で「このたび『gooポータル』(https://www.goo.ne.jp/)は、2025年11月25日13:00をもちまして、提供を終了させていただくこととなりました」とつづった上で、「突然のお知らせとなりますことを深くお詫びいたします。1997年より長きに渡りご愛顧いただきましたこと、心より御礼申し上げます」とし、サービス利用へのお礼とサービス終了のお詫びを書き込みました。
NTTドコモは、gooポータルのサービスを1997年に開始。インターネットの黎明期から検索エンジンやニュース、天気などをまとめて提供する「ポータルサイト」として利用者から親しまれてきました。
gooメール、gooIDの利用には直接アクセスが必要
gooポータル経由で「gooメール」「gooID」(「goo決済」含む)のサービスにアクセスしていた利用者は、終了後は各サイトに直接アクセスする必要があるとしています。
・gooメールについてはこちら:https://mail.goo.ne.jp/index.html
・gooID(goo決済含む)についてはこちら:https://login.mail.goo.ne.jp/id/Top
NTTドコモは、終了するgooポータルの代替サービスとして「dメニュー」を紹介しています。
SNS上の反応
NTTドコモが、1997年から28年間続けてきたgooポータルを終了するというニュースに対し、SNS上ではコメントが相次いでいます。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。

主な「懐かしさ/ノスタルジー」の声(45%)
「モデム時代か~。深夜に数時間回線利用したら、電話料金が数万円かかった時代。インターネット時代が噓のように感じた」
「個人HPが色々出てきてネットサーフィンw 楽しかったな」
「googleが出てきたとき、gooの関連会社だと思っていたのはいい思い出」
主な「寂しさ/喪失感」の声(30%)
「終わるのですね。残念です。でも仕方がないのでしょう。便利で効率の良いものがのこり、そうでないものは廃れる世の摂理ですし、逆の場合より100倍もましです。でも寂しいのも仕方ないですね」
「gooが無くなるのか。知らなかった。goodブログも含めて長きにわたって関係性があったと思う。そんなにあっさり無くなってしまうとは!」
「gooメールしてたな、今でもアカウントは存在してるのかもしれんが 登録してたのを忘れてた 教えてgooに質問した事があった ヤフーのライバルだったが、ライブドアにも抜かれた 赤字やったんやろな」
「gooブログやってた。なんかさみしいなあ」
「またひとつの時代が終わる」
主な「感謝/お疲れ様」の声(15%)
「gooは衰退したのではなく、使命を果たしたのです。ですよね。お疲れ様でした」
「私は自力で検索する方が好きです。gooに助けらました。インターネット老人会に感謝」
「懐かしい。ブログやらメールでお世話になった」
「確かに私もヘビーユーザーでした。いつから使わなくなったのか、、、偶然の出会いのドキドキ、確かにありました。ご冥福をお祈りします」
主な「興味/発見」の声(7%)
「え、gooとGoogleって関係無かったの?」
「むかしはグーとグーグルの区別もつかなかったもんじゃよ」
主な「批判/否定的」の声(3%)
「違法広告に利用されたり、スパムに多く利用されていたので、セキュリティが甘いなと思っていました。終わるのは良かったです」
「gooメールサ終の頃から使わなくなった。自業自得でしょう」
「うーん 検索エンジンとしては影が薄かったというのが私の感想です」
まとめ
今回の分析では、NTTドコモが、1997年から28年間続けてきたgooポータルを終了するというニュースに対し、インターネット黎明期にgooを利用したという思い出を振り返るコメントのほか、モデム接続時代の記憶を共有する反応が目立ちました。多くのユーザーがYahoo!と並ぶポータルサイトとしてgooの重要性を振り返り、ブログやメールサービスなど様々な機能への感謝を述べていました。
一部に「Googleとgooを混同していた」という告白や、「情報が探索から供給へ変わった」という感想も述べられていたほか、「衰退ではなく使命を果たした」という前向きな捉え方や、セキュリティ面での批判的な意見も少数ありました。全体として、サービス終了を一つの時代の終わりと捉え、ノスタルジックな感情とともに受け入れる傾向が強く見られました。
ライターコメント
筆者も昔、gooをよく使っていましたが、いつの頃からかyahoo!やgoogleにシフトしていました。とはいえ、インターネット黎明期から28年も続いたサービスが終了するのは何とも寂しい出来事ですね。












