吉野家ホールディングス(HD)は19日、ラーメン事業の売上高を2029年度に2024年度実績に比べ5倍の400億円に引き上げる中期経営計画を発表しました。
ラーメン事業の営業利益は10倍の40億円を目指し、ラーメンを、牛丼、うどんに続く第3の柱に育成する計画です。
SNS上の感情
吉野家ホールディングスのラーメン事業の拡大を盛り込んだ中期経営企画の発表に対して、SNS上では多くの投稿が行われました。
emogram編集部では、このニュースに対するSNS上の感情を独自に分析しました。
感情分析の結果は以下の通りです。
- 「喜」(約1.5割)
- 「怒」(約1割)
- 「哀」(約3.5割)
- 「楽」(約4割)
主な「喜楽」の声(約5.5割)
「安くて旨いっ」
「頑張って次なる看板商品になっていってほしい」
「成長を目指さない企業に明日はないと思いますし」
主な「哀怒」の声(約4.5割)
「牛丼に注力していって欲しいけど」
「やたらに手を広げるとろくなことにならないような」
「牛丼屋さんがラーメン語ってどないすんねん」
まとめ
今回の分析では、吉野家がラーメン事業の売上を5倍に増やすことを目指すというニュースに対して賛否がおおむね半分に割れました。好意的な反応としては「頑張って次なる看板商品になっていってほしい」などの声がある反面、「牛丼に集中すべき」という意見や「手を広げすぎることへの懸念」などネガティブな反応も多数見られました。
ライターコメント
吉野家がラーメン事業を強化するというニュースに対し、SNSの反応はポジティブ、ネガティブがおおむね半々に分かれる結果となりました。とりわけ、昔ながらの牛丼ファンからは、牛丼の強化を進めるべきという意見が多かったように思います。ただし、牛丼のような既存事業は、少子化や新規業態との競争激化などもあって、将来的な成長拡大を見込むのが難しくなっています。既存事業は合理化によってさらなる業務の効率化を進める一方、もう片方で新規事業を大きく伸ばすという、経営学で流行りが続く「両利きの経営」を、吉野家は今、まさに実践しようとしているように思えました。