北九州のソウルフードと呼ばれている「資(すけ)さんうどん」が昨年12月に関東に満を持して進出し、連日、長蛇の列ができるほどの大人気になっています。
関東で4店舗展開
昨年10月に外食大手のすかいらーくホールディングスが資さんうどんを買収。買収される以前は、九州や中国、関西地方での店舗展開でしたが、すかいらーくの資金力にものを言わせて、関東地方にも店舗網を拡大中です。
関東地方では千葉県と東京都に続き、4月18日には4店舗目となる新店を埼玉県の北鴻巣にオープン。関東第1号店として2024年12月に開業した千葉県八千代市の八千代店(24時間営業)に関しては1日当たり2000人ほどが訪れている人気となっています。
北九州の味
全国でチェーン展開するうどん店と言えば、うどん県、香川を代表するコシのあるうどんを提供する「丸亀製麺」と「はなまるうどん」が有名ですが、九州って実はうどんも美味しいんですよね。
筆者の両親は九州出身のため、幼いころから、コシのほとんどない九州うどん「ごぼ天うどん」を帰省の度に食べていました。
福岡に行くと大体、「ごぼ天」と鶏の炊き込みごはん「かしわ飯」をセットにして食べるという習慣があり、懐かしく思います。

その懐かしい味が九州に行かずとも関東で味わえるとあって、店舗は連日長蛇の列になっていますが、人気を支えるのはそればかりでありません。実はメニューが豊富なんです。
うどん屋で「おはぎ」「おでん」?
うどんを中心として「おでん3本セット(大根・たまご・しらたき)」(税込み360円)のほか、「唐揚げ3個」(270円)、その他にもカレーにとんかつなど、バラエティーに富んだメニューがずらりと並びます。
つまみ類も充実しており、「ちょい飲み」にも最適という声もあります。
このほか、甘味には「ミニぼた餅」(110円)やバニラソフトクリーム(150円)など、うどん屋さんという括りでは収まらないメニューがそろい、まさに、うどん界のファミレスと言えそうです。
SNSでは、実際に食べたことのある人が以下のような声を投稿しています。
「資さんうどん。めっちゃ腹パン」
「お餅のようなフニャモッチリ食感が讃岐との違い。優しい出汁に揚げたてゴボ天も旨いです」
「濃いめのカツ丼はチェーン店では最高レベル。とろろ昆布、つぼ漬、天かす無料入れ放題」
「これは丸亀製麺にとっては脅威でしょう」
「値上げ、値上げ、のこのご時世。今、最強のチェーン店の1つは『資さんうどん』だと思ってる。」
コメントを読む限り、ボリュームもしっかりあるのに値段も安く美味しいということで、長蛇の列に並ぶ理由も分かる気がします。
すかいらーくでは今後もさらに店舗を拡大する計画なので、並ばずともすぐに入店して食べられる日が早く来るといいですね。