【第107回全国高校野球 沖縄尚学(沖縄)―東洋大姫路(兵庫)】試合に勝利し喜ぶ安谷屋春空(手前)ら沖縄尚学ナイン=甲子園球場

【甲子園】4強出揃う 沖縄尚学は東洋大姫路を抑え初の準決勝進出、SNSの反応は?

By - emogram編集部
喜怒哀楽

第107回全国高校野球選手権大会第13日は19日、甲子園球場で準々決勝が行われ、県岐阜商、日大三(西東京)、山梨学院、沖縄尚学が勝ち進みました。県岐阜商は16年ぶり、日大三は7年ぶり、山梨学院と沖縄尚学は初の4強入りとなりました。

県岐阜商は今春の選抜大会王者の横浜(神奈川)に延長十一回、8―7でサヨナラ勝ち。16安打を放ち、タイブレークの十回に3点を取り返すなど打線が活発でした。日大三は昨年大会準優勝の関東第一(東東京)との東京対決を5―3で制しました。

山梨学院は前回王者の京都国際に11―4と大勝。本塁打を含む13安打を放ちました。沖縄尚学は東洋大姫路(兵庫)に2―1で勝ちました。二回の得点を2人の継投で守り抜きました。

21日の準決勝は日大三―県岐阜商、沖縄尚学―山梨学院の顔合わせとなります。

東洋大姫路はベスト4ならず

第4試合の沖縄尚学-東洋大姫路の試合では、沖縄尚学が二回無死満塁から伊波人外野手(3年)の右前適時打、新垣瑞稀内野手(3年)の犠飛で2点を先行。このリードを継投で守りました。新垣有絃投手(2年)はスライダーが有効で6回2安打1失点と好投。2番手の末吉良丞投手(2年)はピンチも招きましたが、3回を抑えました。

東洋大姫路は先発の阪下漣投手(3年)が二回途中で2失点。2番手の木下鷹大投手(3年)は三回から九回までゼロを並べたが、反撃は三回の桑原大礼捕手(3年)のソロ本塁打にとどまりました。

沖縄尚学の8番、伊波外野手が大活躍

沖縄尚学の8番、伊波槙人外野手(3年)が先制打を放ちました。二回無死満塁、代わったばかりの東洋大姫路の木下投手の外角速球を鋭く右前へ運びました。「投手が頑張っているのに打てないのは情けないと野手陣で言っていた。下位打線で点を取れたのは最高」と試合後、笑顔で話しました。

沖縄大会は打率4割超。今大会は1、2回戦で無安打でしたが、3回戦に続いて2安打。適時打を放った打席でも用いたバスター打法が復調の要因で「何としてでも食らいついていこうと思っていた」と必死な姿勢が実ったことを喜びました。

東洋大姫路の木下投手「悔しい」

一方、東洋大姫路のエース木下投手は二回無死満塁で救援し、適時打と犠飛で2点を奪われました。打線は1点を返しただけで「自分が点を取られて、そのまま負けてしまった。悔しい」と目を赤くしました。

1回戦から136球、136球、102球を投げ、中1日での登板。「準備はできていたが、疲れもあって体が思うように動かなかった」。五~九回は三者凡退に打ち取るなど、三回以降は得点を許さなかっただけに「勝ちたかった」とつぶやくように話しました。

SNS上の感情

第4試合の沖縄尚学-東洋大姫路の試合に対しては、多くのコメントが寄せられました。

emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。

感情分析の結果は以下の通りです。

両チームに対する「感動・共感」の声(60%)

 「9回裏の東洋大姫路の攻撃は素晴らしかった。あと1本が出ず残念でしたが皆が最後まで諦めない姿勢に感動しました」

「高校生がこの暑い中一生懸命たたかう姿に感動しました」

「すごい投手戦でしたね!どっちのピッチャーもアッパレです!」

「今日の試合、とても良い試合が続いていて、観る方としてはどこの学校も優勝してほしい」

「素晴らしい投手戦、打撃戦が毎日見られて幸せだ」

沖縄尚学に対する「応援」の声(38%)

「沖縄尚学が夏はベスト4初めてとはびっくり。左右の二枚看板の存在は疲労が溜まる夏には大きい」

「岩手の者として、花東と仙台育英に勝った両校だったので…沖縄尚学を応援してたのでこのまま優勝して欲しい!」

「宮城仙台市民です、東北から応援してました!..沖縄尚学さんに託しました!是非頑張って優勝してください!」

「沖縄尚学いいチームだよな。ピッチャーの子のポーカーフェイスが憎いけど、時々瞬間的に感情を見せるところもまた好感が持てる」

「次も、その勢いで頑張って下さい」

まとめ

今回の分析では、沖縄尚学が夏の甲子園ベスト4に初進出したことに対して、感動や応援の声が大部分を占めました。とりわけ2年生の投手コンビ(末吉・新垣)への評価が高く、末吉投手の9回裏のピンチでの冷静さや、新垣投手の成長を称える声が多く見られます。

ライターコメント

甲子園もいよいよ佳境に入りました。SNSでは、沖縄尚学の次戦となる山梨学院との対戦を楽しみにする声や、公立校の県岐阜商との決勝進出を望む声も多く見られます。果たして栄冠はどこに輝くのでしょうか。ベスト4以降の戦いを筆者も楽しみにしています。

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