気象庁によりますと、4日午前3時の観測の結果、鹿児島県・奄美大島の東で、熱帯低気圧が台風15号に変わりました。北上し、6日にかけ西日本から東日本に接近する見込みで、大雨による土砂災害などに注意が必要となります。
台風15号は4日午前3時、奄美大島の東約140キロを時速約30キロで北へ進みました。中心の気圧は1002ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速18メートル、最大瞬間風速25メートル。
台風や太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になり、台風から離れた地域でも接近前から大雨になる可能性があります。
線状降水帯が発生する恐れがある9県と期間は、宮崎、大分が4日昼過ぎから夜遅く、徳島、愛媛、高知が4日夕方から5日朝、岐阜、静岡、愛知、三重が4日夕方から5日昼過ぎです。
SNS上の反応
台風15号の発生を受け、SNS上では多くのコメントが寄せられています。
emogram編集部では、このニュースに対するSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。
主な「心配・警戒」の声(45%)
「台風15号の発生、とても心配です🌪️ 大雨の予報もあるので、最新の情報を見ながら安全にすごしたいと思います☔🍀」
「気圧を見れば風の影響よりも雨の影響の方が心配ですね」
「今日、明日が要注意ですね。土曜日には抜けるのかな?被害が大きくなりませんように」
「強風で物が飛ぶ危険もあります⚠️ ベランダの荷物、片付けをお忘れなく」
「勢力は最弱クラスでも雨の降り方は別物」
主な「台風情報への反応」(25%)
「9月8日の皆既月食への影響が心配ですが、6日に台風は東の海上に移る予想なのでなんとか大丈夫そうですね!」
「15号、ヘイパー、当初の予想よりも沿岸部を東へ進む予想です」
「大阪直撃からは少し逸れて良かったけど、油断はできないな〜」
主な「冗談・軽口」の声(20%)
「分類上台風ってるだけで実質ただの雨雲なのかわいい」
「不謹慎だけど、金曜日、仕事が休みになるのではないかとウキウキしています 電車止まれ…!三連休だ!」
主な「気候変動への懸念」の声(10%)
「猛暑が続くと雨よ降れと思うが、このところの降り方は異常なので注意が必要だ」
「地球温暖化で日本は熱帯化している」
「これさ、何が怖いって、台風ってフィリピン沖とかの熱帯で発生するもんなんだけど、鹿児島のすぐ南で台風が発生するって言うこと。それくらい海水温があがってる」
「前回の台風14号といい、今回の台風15号といい、前触れもなく突然やってきますね。これも地球温暖化の影響かな?」
「台風って以前は1000ヘクトパスカル以下じゃ無かった?何かいつの間にか基準が変わってる!」
まとめ
今回の分析では、台風15号の発生という話題に対し、台風の進路や影響を心配するコメントのほか、雨の降り方への懸念、台風の勢力は弱いが雨の影響を心配する声、交通機関や仕事への影響を懸念する声などが相次いで寄せられていました。このほか、近年の気候変動に関する懸念のコメントも見られました。
ライターコメント
5日午前6時までの24時間予想降水量は四国300㍉、九州北部、九州南部200㍉、東海180㍉、近畿150㍉、関東甲信、中国、奄美100㍉。その後の24時間は関東甲信200㍉、東海、近畿、四国150㍉、東北100㍉となっています。大雨による土砂災害などへの注意・警戒をしっかり行い、被害を食い止められるよう行動したいですね。