女優の高石あかりさん(22)がヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜前8・0)の第4回が2日、放送されました。
この日の放送で、トキの父、司之介(岡部たかしさん)が手がけていた、うさぎを販売する事業が大失敗。松野家はうさぎ長者どころか、一生かかっても返せないほどの借金を追う羽目になりました。
ショックで気を失うトキ
トキが通う小学校のお金さえも払うことができなくなり、司之介はトキに「明日から働いてくれるな?」と頼みました。トキはショックのあまり、気を失います。
その晩、夕食にはいつものしじみ汁ではなく、聞いたことのない「しめこ汁」という吸い物が松野家の食卓に並びました。
「何の汁じゃ?」
一口すすった祖父の勘右衛門(小日向文世さん)は「うまい」と感想を述べましたが、「しかし、しめこ汁とは初耳じゃが、何の汁じゃ?」と尋ねました。
トキの母、フミ(池脇千鶴さん)は「それは…」と言葉に詰まり、司之介も「しめこ汁は、しめこの汁でございます」と答えになっていない答えを述べます。
勘右衛門は「だけん、そのしめことは、なんじゃと聞いちょるのじゃ」と追及。フミは観念したかのように「しめこは…うさぎでございます」と答えました。トキは絶句。勘右衛門も「うさぎ…」と言って言葉を詰まらせました。松野家のカゴから2人がかわいがっていたウサ右衛門がいなくなっていました。
SNS上の反応
「ばけばけ」の第4回が放送回でウサ右衛門がまさかの退場という展開に、SNS上では多くのコメントが寄せられています。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは以下のように分類されました。
主な「共感・肯定的」の声(42%)
「トキちゃんがとにかく可愛い。フミさんもお母さんだけどふんわりして可愛い」
「生きちょっただけでええ。あなたがいないとしじみ汁が美味しくないの!」
「高石あかりは、池脇千鶴と本物の親子に見えるね 配役にあたって、意図がうかがえると思います」
「朝からウフっと笑える朝ドラでんな」
主な「批判・否定的」の声(35%)
「ここ数年の秋冬作品はちょっとコテコテすぎるんだよね…余計なセリフとかリアクションが邪魔して話に入り込めない」
「なんやねん???!!!今日の朝ドラ!!!観ちゃ居れんわ!!!」
「ごめんなさい、今回は離脱の予感しかない」
主な「驚き・衝撃」の声(15%)
「いきなり土左衛門?!と心配しましたけれど違っていてホッとしました」
「トキは、学校をやめて女工として働くことになる」
「うさえもんが今作最初の退場者・・・」
「うさえもんだけは…食べないであげてほしかった…涙」
「『ウサギがはじけた』という言葉を初めて聞きました(^^;)全部食べてしまったんですね」
主な「考察・分析的」の声(8%)
「『しめこのうさぎ』という掛詞があるし、それを知らずともあの場面は察しがつく」
「やはり兎バブルは崩壊し、兎長者は泡にまみれた泡沫の夢と化した」
「どちらかと言えば『べらぼう』のテリトリーですが「しめこの兎」の慣用句でしめこ汁ですね」
「うさぎで大損したのは、単に相場が暴落しただけで、『詐欺』ではなかったのかな?」
まとめ
今回の分析では、「ばけばけ」の第4回放送回に対し、今回の展開に驚き、悲しみを感じたという視聴者の声が多く寄せられていました。とりわけペットのウサギが食べられてしまうシーンに衝撃を受けたコメントが目立ちました。また、時代背景を考えれば仕方ないという意見と、朝から見るには重い内容だという批判が混在しています。
ライターコメント
ウサ右衛門の「退場」というまさかの展開にSNS上では「ウサ右衛門が何をしたっていうんだぁ!」「ウサ右衛門は生かしてあげてほしかった…」「ウサ右衛門ロスです」というつぶやきも多く見られました。
>【第3話】NHK朝ドラ「ばけばけ」司之介に迫る暗雲にSNS「ゾクゾクする展開と終わり方」