オーストラリアの南オーストラリア州は1日から、プラスチックごみ対策の一環として、魚型しょうゆ容器の販売や配布を禁止しました。英BBC放送などが報じました。
南オーストラリア州のスーザン・クローズ副首相兼環境相は「魚型しょうゆ容器は数秒しか使用されないが、捨てられれば、環境に数十年から数世紀にわたって残り続ける」と語りました。
弁当や持ち帰りすしの定番となっている魚型しょうゆ容器は、食品関連資材メーカーの旭創業(大阪市住吉区)が開発し、昭和32年から「ランチャーム」の登録商標で販売。他社が「タレビン」などの名称で追随している。関係者によると、オーストラリアでは中国製が多く流通しているとされています。
SNS上の反応
南オーストラリア州が魚型しょうゆ容器の販売や配布を禁止したというニュースに対し、SNSではコメントが相次ぎました。
emogram編集部では、このニュースに対するSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。
主な「批判的」な声(72%)
「ポイ捨てやめてゴミ箱に捨てれば解決なだけやん、そこに考えは及ばないの?」
「まず捨てるなよ、なんで捨てる前提やねん、民度低すぎか」
「モラルの低さが問題であって、容器の形状等は問題ない」
主な「皮肉・揶揄」の声(15%)
「コアラ🐨型に変えりゃ良いだろ」
「ワロタwwwwwwwwww」
「お黙り!」
主な「中立・事実確認」の声(8%)
「オーストラリアで魚型しょうゆ容器そんなに需要無さそうやけど」
「これ最近、見たことない👀」
「今 小さな ビニール袋に 醤油が 入ってるんじゃ。 お弁当もほとんど このタイプなんじゃ。 お魚 タイプの 醤油入れ は 最近見ない」
「あれを流しに流してしまうところにカルチャーショックです。ディスポーザーが当たり前なのですね」
主な「支持・賛同」の声(5%)
「使い捨てのプラスチックは全て禁止で良い 海洋汚染はそれほど深刻なレベルになってしまっている」
「ビジネスチャンスだと思う」
「国内に需要あればそんでええやろ」
まとめ
今回の分析では、南オーストラリア州で魚型しょうゆ容器の販売や配布を禁止したというニュースに対し、コメントの大多数は批判的な受け止めでした。ポイ捨て前提の規制に対する批判のほか、オーストラリアの環境意識を疑問視する声、特定のプラスチック製品だけを禁止しても根本的な解決にならないという指摘、日本とオーストラリアのゴミ処理文化の違いへの言及などが数多く見られました。このほか、プラスチックごみ問題の解決策には、ポイ捨て防止の教育や適切なゴミ処理の方が重要だという意見が見られました。
ライターコメント
魚型のしょうゆ容器は昔のお弁当にはよく入っていましたが、最近では、コンビニなど含め、手で切るタイプの小袋形態がほとんどのように思えます。ちなみに、魚型のしょうゆ容器は洗って再利用もできるので、むしろエコだと思うのは筆者だけでしょうか。