女優の石橋静河さん(32)がヒロイン葉野珠を演じるNHK連続テレビ小説『ブラッサム』(月~金曜午前8時、土曜は1週間の振り返り)。第6週「ふたり、北へ」(第26回~30回)では、珠の妊娠発覚を機に、生活の困窮という現実に直面した珠と夫の保(金子大地さん)が、保のおじ・正吾(三宅弘城さん)を頼って新天地「北海道・札幌」へと移住する展開が描かれました。しかし、出発を目前に控えた珠を突然の流産という悲劇が襲います。絶望の淵に沈む珠を救うため、保は帝大を中退して札幌行きを早めるという大きな決断を下しました。見知らぬ土地の過酷な寒さに戸惑いながらも、珠が得意の針仕事を生かして仕立ての仕事を始め、周囲の温かい人々に支えられながら少しずつ笑顔を取り戻していく姿に、多くの視聴者が涙と感動を禁じえなかった第6週のあらすじを振り返ります。
第26回〜第30回(第6週)振り返り
珠は山口の実家に妊娠を知らせる手紙を送り、保は生活費を工面するため実家の母・照子(山田真歩さん)に援助を頼みます。しかし余裕のない照子は、札幌で銀行員として成功しているという、いとこの正吾を連れて上京。正吾は援助の条件として、保が帝大卒業後に札幌で働くことを提案します。珠は「面白そうじゃ」と前向きに捉え、2人は北海道行きと結婚を決意しました。
北海道への移住を決めた珠は、職場の仲間や文士たちに温かく見送られます。珠が働くレストランの常連客、「首都公論」の黒崎編集長(遠藤憲一さん)は珠の旅立ちに対し、「書かない作家に付き合っている暇はない」とそっけない態度を取りつつも、ステーキを残すなど内心のショックを隠せませんでした。そんな中、買い物の途中で見知らぬ少女が置いていった毬を拾った直後、珠は激しい痛みに襲われ、意識を失います。待望の新しい命との残酷な別れに、珠は保の腕の中で泣き崩れました。
流産の悲しみに沈む珠を励まそうと、下宿先の人々は珠の大好物である「芋ようかん」を次々と用意し、テーブルには芋ようかんの山ができました。作りかけの産着を見つけて再び涙を流す珠を抱きしめた保は、珠の心を救うため帝大の中退を決意。予定を早めて北海道へと旅立つことになりました。降り立った雪深き札幌の厳冬に圧倒されながらも、2人は新天地での一歩を踏み出しました。
正吾の家で妻・浪江(杉田かおるさん)の温かいもてなしを受けた2人。浪江の何度も丁寧に繕われた足袋に感動した珠は、彼女の勧めで近隣の「仕立て・繕い物」の仕事を請け負うことになります。珠の丁寧で迅速な仕事ぶりは瞬く間に評判を呼び、近所の人々とも打ち解け、北の大地での新たな生活が着実に動き出しました。
北海道に来て1年。珠は近所の妊婦から頼まれた赤ん坊の肌着を、自身の悲しみを堪えて丁寧に仕立て上げました。そんなある晩、保が興奮した様子で帰宅し、地域の互助システム「頼母子講(たのもしこう)」で1000円(大正時代の燃料代200年分相当)もの大金を引き当てたことを報告。北の大地の遅い春とともに、ようやく2人の間に心からの笑顔と平穏が訪れました。
第7週「あばく、書く」(第31~35回)あらすじ
札幌で穏やかな暮らしを取り戻した珠は、近所の人々との温かな交流を重ねながら過ごします。
そして「頼母子講」で得た1000円の使い道を考えるなか、自分たちの家を持ち、この地で子供を育てたいという願いを保に打ち明けます。正吾や浪江もその決意を後押しし、家探しなどの準備を始めることになります。そんななかで、思いがけない出来事が珠を待ち受けていました。
ライターコメント
幸せ絶頂のプロポーズからの「流産」、そして保さんの「帝大中退」と、ジェットコースターのような急展開に圧倒された第6週でした。悲しみの中で、他人のためにベビー服を縫う珠の健気さと、それを包み込む札幌の人々の温かさには本当に救われましたね。最後は頼母子講で大金をゲットするという思わぬハッピーエンドを迎えましたが、このまま平穏に終わらないのが朝ドラの醍醐味。次週は、ついに珠が「文学」の世界へと動き出しそうで、再びペンを握るであろうその姿に期待が高まります。
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