猛暑で「胃バテ」訴える患者増加 胃潰瘍が隠れている可能性も…

By - emogram編集部
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今年の夏(6~8月)の日本の平均気温が平年を2・36度上回り、1898年の統計開始以降で最高になったと気象庁が発表しました。9月も全国的に平年より気温が高くなる見通しで、引き続き熱中症対策が必要だとしています。

この長引く暑さの影響で、アイスクリームやかき氷、生ビールなどの冷たい食べ物や飲み物の摂取が増え、「胃バテ」と呼ばれる胃腸の不調を訴える患者が増加しているといわれています。いったいどんな症状なのでしょうか。

胃バテとは

胃バテとは、「胃腸の冷え」や「自律神経の乱れ」などによって胃腸の機能が低下した状態のこと。特に夏に起こりやすいとされ、冷たい食べ物や飲み物を取りすぎたり、暑い屋外とエアコンで冷えた室内との急激な温度差によって自律神経が乱れたりすることによって発症すると考えられています。

特徴的な症状は次の通りです。

・食欲不振
・胃もたれ
・胃痛
・吐き気

これらの症状は通常2、3日以内に改善するといわれていますが、長く続く場合は「胃炎」や「胃潰瘍」などの病気が隠れている可能性があるため、医療機関で一度診てもらったほうが良さそうです。

予防法は

胃バテの予防には、次の対策が効果的だと言われています。

・エアコンの適切な温度設定(冷やし過ぎない)
・規則正しい生活と十分な睡眠
・適度な入浴や軽い運動
・胃に負担をかけない(冷たい食べ物、刺激物の過剰摂取を避ける)
・夏野菜の摂取(ビタミンが豊富)

SNS上の感情

「胃バテ」を訴える患者が増加していることに対し、SNSではコメントが相次いでいます。

emogram編集部では、この話題に対するSNS上の感情を独自に分析しました。

感情分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。

主な「対策・情報共有」の声(40%)

「胃バテ対策:温かいお茶でホッと一息☕ 軽めのランチで胃に優しく🥗 よく噛んで、ゆっくり食べる🫀」

「ネバネバ系の食材がいいんだって。お腹を冷やさない事もポイント」

「夏バテ予防は胃腸からですね🩷」

「暑さと冷房の温度差による自律神経の乱れから胃の機能が低下する状態」

「みんなあったかい物も食べよう…!」

主な「心配・不安」の声(35%)

「胃バテしてて全然午前中動けなかった…」

「胃腸の調子が悪い昨日も冷たいアイスとコーラ飲んで胃を冷やしたかもな! 胃バテかも」

「暑さが長引いて『胃バテ』」

「たぶん胃が悪いから背中も痛いし、口周りもかつてないほど荒れてるんだろうな〜」

「夏風邪+胃バテなったみたいでしんどい」

主な「共感・同意」の声(15%)

「おはようございます☀ 暑さで胃バテしてます😅」

「胃バテ! 私これだ!」

「胃バテどころか、トンカツ食べて今雑煮食べてる」

「胃バテっていうのがあるらしいけど、私にもちょっと来て欲しい」

主な「楽観・ユーモア」の声(10%)

「夏バテ・胃バテで食欲が落ちる…まったくないなぁ なったこともないなぁ モリモリバクバク通常営業w」

「胃バテってなんだ?! ごはん食べた後には、次何食べるか考えてるよ😺💦」

「🍞🐷骨🍜🍋ビヒダスMIX🍹極神 胃バテ知らず」

まとめ

今回の分析では、多くの日が「胃バテ」という夏の健康問題について情報を共有し、対策を提案したり、自分の経験を話したりしています。温かい飲み物や食べ物、ネバネバ食材の摂取、ゆっくり食べることなどが対策として挙げられています。

ライターコメント

筆者は幸いにも食欲旺盛で胃バテとは無縁なのですが、週4回ジムに通ったり、一日7時間以上睡眠を取ったりしている生活習慣のおかげなのかなと個人的に思いました。とはいえ、根本的な原因の猛暑にはウンザリしています。早く心地よく過ごせる秋が訪れてほしいなと思います。

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