日本中央競馬会(JRA)は3日、2026年度の新規騎手免許試験の申請者数が9人で、そのうちJRA競馬学校からはゼロだったと発表しました。競馬学校卒の新人騎手がデビューしないのは1982年の開校以来初めてとなります。
千葉県白井市にある競馬学校は約3年間で高度な専門的技能と知識を習得し、騎手免許試験に合格するとプロ騎手としてデビューできます。42期生は難関を突破した7人が入学しましたが、体重維持の問題のほか、通信機器の使用ルールといった規則を守れなかったなどの理由で4人が退学、3人が留年したとしています。
SNS上の反応
競馬学校卒の新人騎手がデビューしないのは1982年の開校以来初めてというニュースに対し、SNS上ではコメントが相次いで寄せられています。
emogram編集部では、このニュースに対するSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。
主な「批判・懸念」な声(42%)
「通信機器(おそらくスマホ)の使用ルール守れないってどういうこと?それだけ依存しまくってるのか?スマホだけあっても何もできねえだろうに。。。」
「規律の厳しい世界なので覚悟が無い方が騎手になっても良いことはない」
「まっ体重管理もできないようじゃあ、デビューしてもすぐ辞めるだけ競馬学校の役割果たしているGOOD job」
「甘ちゃんがなれる世界じゃないのよ、競馬なめんな」
「ルールすら守れないのではね」
主な「理解・納得」の声(25%)
「公営ギャンブルだもの。公正明瞭でなければなりたたないよな。入学する前からわかっていた事何だから守れって話よ」
「まぁ覚悟の無いものをボーダーを下げてまで入れてやるべきではない」
「体重はまぁうん、難しいだろうなって思うけど」
「レース前のスマホ(外部との通信)は八百長懸念があるから、生徒時代からやめるべき」
主な「驚き」の声(15%)
「40年以上続いた流れが途絶えるのは衝撃的」
「私は本当に驚いている」
「来春の新人ゼロは競馬界にとって大きなニュースだね」
「まさかのゼロか…」
主な「皮肉・嘲笑」の声(8%)
「しゃーない。武豊やルメールに80歳超えても頑張ってもらおう」
「スマホ中毒は低年齢化するんだろうなぁ・・・」
「アメリカに学んで日本騎手まじでみんなテクニック悪い」
まとめ
今回の分析では、競馬学校卒の新人騎手がデビューしないのは1982年の開校以来初めてというニュースに対し、体重制限や通信機器使用ルールに対しプロとして当然という意見のほか、公営ギャンブルとして八百長防止のためのルールは必要だという意見が多く見られました。また、 現代のスマホ依存の若者と厳しい規律のミスマッチを指摘する声に加えて、競馬界の未来を懸念する意見も見られました。
ライターコメント
騎手課程はおよそ3年で、騎乗技術や法令などを学びます。これまでは、毎年少なくとも3人が卒業してデビューを果たしていましたが、それがゼロになっただけに競馬ファンのみならずとも関心が高い話題で、SNS上では、厳しいルールは必要だという意見がある一方、時代に合わせて変化させるべきという意見も寄せられるなど、幅広い考え方が示されていました。