JR東日本は10日、東北新幹線の東京駅、上野駅、大宮駅で使用していたSixTONESとのタイアップ曲「Shine with U」による発車メロディーを中止したとキャンペーン公式サイトで発表しました。
公式サイトによると、発車メロディーの変更後、ホーム上で「柄の長い集音マイク」を使用して録音を試みる人が目立つようになり、安全面での懸念が生じたていたそうです。新幹線の運行には高圧電流が使用されており、架線に触れなくても近づくだけで感電する恐れがあるほか、周囲の客への迷惑にもつながる可能性がありました。
JR東日本では、注意喚起の案内放送や巡回警備などの対策を講じてきましたが、安全を最優先に考えてタイアップ曲の発車メロディー使用を中止し、元の発車ベルに戻すことにしたといいます。
SNS上の感情
SixTONESとのタイアップ曲「Shine with U」による新幹線発車メロディーをJR東日本が中止したことを受け、SNS上ではコメントが相次ぎました。
emogram編集部では、この話題に対するSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。
主な「理解・共感」の声(42%)
「安全面が最優先されるのは当然だと思います。鉄道会社の決断は正しいでしょう」
「駅のホームで撮影していたら危険なのは当然。JRの判断は理解できる」
「安全を優先するなら致し方ない。一部のマナー違反者のせいで残念だが」
主な「批判」の声(28%)
「録音しようとして危険な行為をする人の考えが理解できない。常識がないのでは」
「一部のマナーの悪いファンのせいで全体が迷惑する典型例。きちんとルールを守れない人達への対応が必要」
主な「提案」の声(14%)
「駅の公式サイトで音源を配布すれば危険な撮影は減るのでは?ビジネスチャンスにもなる」
「音源を正式に販売するなど、別の形で展開すれば良かったのでは」
主な「落胆」の声(10%)
「せっかくの良い企画だったのに中止になって残念。もっと安全に楽しめる方法があったはず」
「電車好きの子供も楽しみにしていたのに残念。マナーを守れない人が問題」
主な「無関心」の声(6%)
「そもそも発車メロディなんて誰が録音するの? 意味がわからない」
まとめ
今回の分析では、SixTONESを含めたアイドルのファン同士だけでなく鉄道ファンからも「音鉄(鉄道の発車音などを追いかける鉄道ファン)」への苦言も散見されました。
ライターコメント
安全第一の判断をしたJR東日本の英断を称えつつも、ファンのマナー意識が絡み合った難しい問題だなと筆者は思いました。