女優の高石あかりさん(22)がヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜前8・0)の第12話が14日放送され、松野家に居場所のないトキの夫、銀二郎(寛一郎さん)に対し多くの視聴者が同情の声をあげました。
景気悪化で資金難に
第12話では、トキが働く雨清水家の機織り工場が景気悪化により資金難に陥ってしまいます。
社長の傳(堤真一さん)が金策に奔走することになり、その間、三男の三之丞(板垣李光人さん)が社長代理を務めることになりましたが、これまで父に放っておかれていた三之丞は何をしていいのかわからず、毎日事務室のイスに座っているだけでした。
銀二郎への跡取り教育が過熱
一方、松野家ではトキの祖父、勘右衛門(小日向文世さん)による銀二郎への跡取り教育が過熱しています。
勘右衛門は銀二郎に木刀を振らせながら、「それでは憎き異人は倒せん! ペリーにやられる!」と気合を入れます。ただ、銀二郎はどこか身が入っておらず、勘右衛門は「やめい! 格の低さが染みついちょる。そげな腕では松野の跡取りは務まらんぞ」と叱責。銀二郎が「申し訳ございません。私の山根家はこちらほど格が高くありませんゆえ…」と漏らすと、勘右衛門は「それは承知しちょる」と返し、「じゃがお主は松野の当主になる男。すべてにおいて格の高い武士としての振る舞いをせい。よいな?」と続けました。
銀二郎は少し間を置いて「はい…」と答えましたが、その間が気に入らなかった勘右衛門は「何じゃ? 今、グッと何かを飲み込んだじゃろ?」と詰め寄ります。銀二郎は否定したものの、勘右衛門は頑として認めようとしませんでした。













