織姫と彦星の間に横たわる「天の川」

七夕の真実!?織姫と彦星、実は1年に1回も会えない…?

By - emogram編集部・アト
ライフ

関東出身の筆者は、「七夕」と言えば、7月7日に短冊にお願いごとを書いて笹に吊るすイメージがあります。

江戸時代に五節句の一つに連なるようになってから「七夕」という風習は全国に広まったそうですが、地域ごとに時期や儀式の内容に違いがあるのは非常に面白い文化ですね。

実は天文学的には年に1度も会えない

織姫はこと座の1等星である「ベガ」、彦星はわし座の1等星である「アルタイル」のことを指します。

国立天文台の七夕の解説ページによると、「2つの星の間は、14.4光年ほど離れていて、これは、光のスピードでも約14年半かかってしまう距離です。つまり、二人が光のスピードで移動したとしても、1年に1回会うことは、とても無理」な距離だそう。

つまり七夕伝説によって定められた1年に1度の逢瀬は、まさに「伝説」の距離感なのです。

そもそもふたりが離されたのは

そもそも織姫と彦星が天の川を隔てた両岸に引き離されたのは、天界で一番偉い神様である天帝(てんてい)の娘である織姫こと織女(しょくじょ)と、その夫である彦星こと牽牛(けんぎゅう)が結婚してみたら遊び惚けるばかりになって仕事をほっぽりだしたから、という身もふたもない理由だそう。

元々は真面目に働く娘に真面目な伴侶を紹介したにも関わらず、夫婦になったら仕事を投げ出したせいで引き離された、というロマンチックとは程遠いなかなかシビアな理由で引き離されたふたり。

自業自得と言えば良いのか、それとも是非もなしと言えば良いのか、考えさせられる伝説ですね。

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