八百万(やおよろず)の神々が祭られている日本。正月には必ず神社に初詣に行くという人も多いのではないでしょうか。
神道にはさまざまな行事がありますが、6月30日にSNSでトレンド入りした「夏越の大祓」(なごしのおおはらえ)もその一つ。半年間の罪や穢れを祓い清める神事で、特に、茅の輪をくぐって無病息災を祈ることで知られています。
神社本庁のホームーページによると、大祓は、常に清らかな気持ちで日々の生活にいそしむよう、「自らの心身の穢れや災厄の原因となる諸々の罪・過ちを祓い清めること」を目的としているそうです。
筆者も「1年が半分過ぎましたね、おつかれでした! あと半年諸々お願いしまーす!」という気持ちで、氏神である近所の神社に夏越の大祓を毎年お願いしています。
夏があるなら冬もある
「半年間の罪や穢れを祓い清め」ということから察しが付くように、12月には「年越の大祓」が行われます。
こちらは「新たな年を迎えるために心身を清める祓い」とのこと。何となく身奇麗にして、年越ししたいよねー、という気持ちを表したかのような神事です。
独特さを持つ日本の宗教文化ですが、節目節目に行われる神社の行事にちょっと参加してみることで、「今の自分を振り返る」良いタイミングになるかもしれませんね。
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