女優の高石あかりさん(22)がヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜前8・0)の第14話が16日放送され、トキが、実の母親である雨清水タエ(北川景子さん)に戸惑いながらしじみ汁の作り方を丁寧に教えるシーンに多くの視聴者が感動しました。
傳は金策に奔走
トキが働く雨清水家の機織り工場が資金難に陥り、社長の傳(堤真一さん)が金策に奔走。しかし思うように金は集まらず、くたくたで帰宅した傳が倒れ、そのまま寝込んでしまいます。日ごろから雨清水家に世話になっているトキは傳の看病を買って出て、日中は工場、朝晩は傳の看病という二重生活を送っています。
この日の放送では、トキが看病を始めて3週間が経っても、傳の体調は思いのほか回復しませんでした。トキは弱っていく傳の口に粥を運んで食べさせます。傳は気恥ずかしそうにしながらも、トキとの穏やかな時間を楽しみました。
初めてのしじみ汁作りに挑戦
その日、傳の夕食を作っていたトキがケガをしてしまいます。そこに駆けつけた傳の妻、タエ(北川景子さん)は、しじみ汁の作り方を教えるようトキに指示。トキは戸惑いながらも、家事が一切できないタエに丁寧に教えました。タエは楽しそうに、初めてのしじみ汁作りに挑戦しました。
トキは実は雨清水家の子で、産みの母はタエ。跡取りを得るため、産まれてすぐに子供のいなかった松野家にもらわれていきました。当然ながら、トキ本人はそのことを知らないと思われます。ちなみに前日の放送で「松野家の秘密」を思わぬ形で知ってしまった夫の銀二郎(寛一郎さん)は、大きなショックを受ける姿が描かれました。
トキが帰った後、傳はタエに「危ないところじゃった」と言い、トキの前で親の情が出そうになったことを詫びました。それはタエも同じで、「松野家にあの子を授けたとき、二度と母親の顔は見せまいと誓ったのに…」と述べ、トキが松野家にもらわれていった日のことを思い出します。「親子として振る舞える…そんな日が、いつか来ることをわしは願っておる」という傳に、「長生きするんですよ」と寄り添うタエ。傳は「ああ」と力強くうなずきましたが、その後、激しく咳き込みました。
SNS上の反応
ばけばけ第14話の放送に対し、SNS上では多くのコメントが寄せられています。
emogram編集部では、今回の放送回に寄せられたSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは以下のように分類されました。

主な「感動・共感」の声(35%)
「涙でそう」
「泣きそう」
主な「考察・分析」の声(30%)
「タエに育てられていたらトキは違っていたかも」
主な「心配・不安」の声(15%)
「明日が怖い」
「工場の行方が心配」
主な「称賛」の声(12%)
「料理の教え方がうまい」
主な「批判」の声(8%)
「余裕がなくなると人は変わる」
まとめ
今回の分析では、ばけばけ第14話の放送に対して、多くの視聴者が物語の展開やキャラクター関係に感情移入したという声を寄せていました。とりわけトキと実の母親のタエとの複雑な関係性、そして「松野家」と「雨清水家」の家族関係に注目しています。また、料理のシーンについても多くの言及がありました。
ライターコメント
今回の放送回について、SNS上では傳の体調悪化を心配する声が多く「朝ドラあるある。お父さんは早めの退場になるのかな」「嫌よ!傳さまの退場なんて!」などの声が寄せられていました。
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