【恋人】逆位置
7月7日~7月13日|A型は恋かな?yes!恋じゃない?yes!|今週の血液型×ととのいタロットで運勢占い
By - emogram編集部・87
占い師としても活動している、「毎日がポジティブに整うメディア」emogram編集部に所属しているライターの87です。今週のA型さんの運勢を、タロット(全78枚)で占ってみました♪
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7月7日(月)~7月13日(日)のA型は【恋人】の逆位置が!!!
【恋人】逆位置
今週の運勢
えっ逆位置・・・!?
好きなの…?好きじゃないの…?つきあえるの?つきあえるの?どっち…!?
見た目からしていかにも意味の強そうなカードが【恋人】が【逆】で出たことで、そう思う方もいるかもしれません。
さすがのA型さん、会えそうで会えなさそうで会えそうな「七夕」にぴったりの、カードをひきましたね♪
なんでも、天帝の娘である織姫と、天の川の対岸に住む彦星は、恋に夢中になって仕事をしなくなったため、天帝によって天の川を隔てて引き離されたのだとか。
【恋人】のカードは、【選択】の意味も示すため、逆位置で出た今週は、そんな、選びたいけど選べない…いまは無理して選ばなくてもいいんじゃない?そんな機運の一週間になりそうです。
対人・恋愛運・・・
織姫と彦星のように、会えそうで会えない、ほとんど付き合っているのに、まだわからない。この人で決めたいのに、なぜか躊躇してしまう――。
そんな、気持ちと状況のタイムラグを感じやすい一週間です。
関係の「最終確認」が近づいているからこそ、不安や慎重さが強まるのかもしれません。
でもそれは、気持ちが本気だから。
自分をごまかさずに向き合おうとしている証拠です。
〇片思い中の人は、進展しそうでしない関係にやきもきするかも。
けれど、焦らなくて大丈夫。静かなところでちゃんと心はつながっていくはず。
〇カップルは、決断を迫られるような局面も。
一度言葉にしてみると、相手の思いにも意外と共鳴できるかも。
〇今週のキーワードは「曖昧さを否定しない」。
白黒はまだつかなくても、その揺らぎの中で「本当の気持ち」が育っています。
仕事運・・・
選択の迷い、やりたいこととやるべきことのギャップ。
あなたが本当に「好き」と思える仕事に、少しずつ焦点が合っていく時期です。
今週は、人とのチームワークよりも「自分自身の優先順位」に意識が向きそう。
一度立ち止まり、「この働き方でいいのか?」「この役割に満足してる?」と問い直してみましょう。
〇転職・独立の相談は、焦らず時間をかけて。
〇 一時的な「熱の冷め」を感じるなら、原点回帰のとき。
〇「好き」だった仕事にプレッシャーを感じるなら、ペース配分の見直しを。
結果を急がず、「自分が納得できる選択」を信じてOK。
美容・健康運・・・
「誰かのための美しさ」から、「自分のための心地よさ」へ。
今週は、自分の身体や感性と「ちゃんと付き合い直す」時期。
流行やSNSの情報に振り回されすぎず、「私にとって心地いいものは何?」を再確認してみて。
その結果、今まで手放せなかったアイテムや習慣にさよならを告げたくなるかもしれません。
〇ダイエットや美容の見直しに◎。無理のない方法を選んで。
〇スキンケア、入浴、アロマなど「触覚・嗅覚」に関わるケアが吉。
〇 外見の変化より、インナーケア・メンタルケアの充実を優先して。
ととのいカラー
ととのいアイテム
半透明のもの(すりガラス・オーガンジー・シアー素材)
二連リング/二重構造のアクセサリー
ととのいスポット
・水辺の橋の上
・秘密のカフェ or 半個室の喫茶店
ととのいアクション
「好き」を曖昧なまま残してみる。
返信をすぐに返さず、気持ちが整ってから言葉を選ぶ。
ととのうことば
「それはまっ白な、すばらしいほほ笑みだ。そのほほ笑みには、一本の前歯が欠けている。上の歯の右側だ。僕の方から見てだけど。」
ーー『ヤンネ、ぼくの友だち』ペーテル・ポール作 ただのただお 訳
ライターコメント
『ヤンネ、ぼくの友だち』という児童書を、知っていますか?
知っている人がいたら、ただ単純に、とても嬉しいです。
本書は、スウェーデンの作家ペーテル・ポールが、当時大学で数学の勉強をとりつつも、上梓したデビュー作。児童書ながら、世界中で翻訳出版され、ニルス・ホルゲッソン賞、スウェーデン文学教会の新人賞、ドイツ児童図書賞などを受賞しています。
映画化もされているのですが、邦訳版は制作されておりません・・・。
(どなたか、お願いします!)
大人と子供、少女と少年が交差する、たくさんの視点の、たくさんの文脈と、それぞれの時間経過感覚のズレ、環境による成長変化とかかわりの変化、性別の印象、それらを、子供がひきこまれる形で、一冊にまとめたあげたのは、見事としかいいようがありません。
主人公のクリッレは、統計が趣味である、インテリエリートティーン。
なにもかも、文字に書いたり、記録したりするのが大好き。今でいう、少しAI的な思考欲求に近い、知識のつみあげ方をするところがあります。
頭の中で考えを繰り広げるのが大得意、まだまだ両親に守られて、無邪気な想像力と、大事に大事に育くんでくることができた持前の知性を合わせながら、「自分のなかで」「ぼくの方から見て」いろんな文脈や物語を編んでいくのです。
そんなクリッレがであう、「女の子みたいな顔をした」ヤンネは、自転車さばきのプロ、身のこなしもセンスも、会話ゲームも抜きんでていて、みんなの人気者になりますが、実際の正体はわかりません。
「ヤンネ、僕のともだち」では、真実をえらぶことができなかったこと、決めることができなかったことが描かれています。【恋人】のカードの逆位置につながる発想です。
クリッレは、ひたすら物語を編んでいきながらも、それは、子供らしく、ひたすらなにかから目を背けようと、むごい現実を直視しないための、自分の平和な世界観を変えないための、自己保身的な語りだったことが、物語の終盤で、明らかになります。
真ん中のブラックホールに落ちないよう、延々と辺縁を辿っていくようなレトリックだったのです。
「きみが話そうとしたその瞬間、不安にかられて、『ぼくは死にそうだ』とさけぶほど、なんにもわかっちゃいなかった、このぼくまで。ぼくがさけんだとき、きみは話すのをやめて、口を閉ざしたっけ。」
「ぼくのこしらえた空想の物語は、実際に世間で起こっていることとくらべても、決してとっぴょうしもない話じゃないって、母さんは言ってた」
「つい一時間前まで、ぼくは子どもだった。ぼくは見ることも、耳をかたむけることもできなかった。ぼくは、教科書のようにはっきり書かれたものが必要だったんだ」
この本をよんだ、当時小学六年生だったある少女は、クリッレと同様に読書数の多さと模試に名前が載ることと国語の点数でいかに首位や満点をとるかにかまけていたなか、
この本のもつ「本ばっかり読んでちゃだめだよ、時にはちゃんと現実を見て選べるようになりなよ」というメッセージに打ちのめされて、エリート思想を捨てるきっかけにもなったそう。
『ヤンネ、ぼくの友だち』その後は、てにをはが、くだけたような、その時代のリアルな会話が反映されている、口語文体を好むようになり、今でも求められる文章によっては、苦労するのだとか。
そして、読了直後、ちょうど通っていた中学受験塾で、タイムリーに、本書を題材にした独自のテストが出題され、「この塾の教師のなかに・・・!『ヤンネ、ぼくの友だち』が名作であることを理解し、子供たちに読ませて伝えようとして問題をつくっている人間がいる・・・!そしてこの問いを、それこそ中学受験をするような子供たちに向けるのは、アイロニー的行為でもあり、単なる受験指導を逸脱した、マジの向きあい・・・!」と、顔を真っ赤にしてドキドキしながら満点をとったのだといいます。
あとから考えれば、その塾独自の小6向けの問題を作るひとなんて限られているのだから、彼女が見知っていた中に違いなかったのだし、おそらくその問いかけをしていた先生は、別に探しだすこともできて、読書談義もできたのでしょうが、彼女はそれをしなかった。
恥ずかしかったり、ためらいがあったり、なぜかそこまで他者と踏み込むのは、その時の彼女にとって「超えていた」からかもしれない。
【恋人の逆位置】は、そんな、クリッレやヤンネが、読者の少年少女が、そして大人の私たちが、選べたけど選ばなかった、選ぶにはまだはやすぎた、なぜかそのタイミングじゃなかった、気持ちがととのっていなかった、関係性を決められない、そんな「選べない、でも大事であった」瀬戸際をあらわしています。
はたして、クリッレとヤンネは、本当にただの友だちだったのでしょうか?
そして、女の子みたいな顔をしたヤンネは、本当に男の子だったのでしょうか?
アマゾンで、ぜひ買ってみてくださいね♪
一番好きな本を挙げて、といわれたら、この本を選びつづけています。
プレゼントに選んだこともあるくらいです。
今週も、あなたの気持ちが整う生活を応援しています♪
それでは、また来週!
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