【鹿児島フェリー名物】海を渡る一杯、心まであたたまる「南海うどん」
こんにちは、年間600軒のレストランや酒場を食べ飲み歩き、グルメ情報を発信しているグルメハンターのハツです。
鹿児島の旅に出るとき、ぜひ乗ってほしいフェリーがあります。
それが「鴨池・垂水フェリー」。鹿児島市の鴨池港と大隅半島の垂水港を行き来し、桜島を間近に眺めながらおよそ40分の船旅を楽しめる人気の航路なんです。

船の中でしか出会えない、特別なうどん
そしてこのフェリーに乗るなら、絶対に外せない名物があるんです。それが、船内で食べられる「南海うどん」。
日本テレビ系列のバラエティー番組「秘密のケンミンSHOW極」でも紹介された、鹿児島県民のソウルフード的存在です。

席に座ると、潮の香りとともに漂ってくる出汁の匂い。

船の振動に合わせて丼の中の湯気がふわっと揺れる。まるでフェリーそのものが大きな台所になったような、あたたかい空間です。

出汁と薩摩揚げのマリアージュ
南海うどんは、讃岐生まれ・南海育ちのオリジナルうどん。

このうどんの魅力は、出汁と薩摩揚げの相性。しっかりとした魚介だしの中に、甘めの薩摩揚げの旨味が溶け出し、口の中で調和します。
九州らしいまろやかな味わいなのに、あと味は驚くほどすっきり。

トッピングはなると1枚と、鹿児島名物の〝つけ揚げ(さつま揚げ)〟が1本。甘めのさつま揚げが出汁を吸って、噛むたびにじゅわっと旨味が広がります。
海と桜島を眺めながらの一杯は、贅沢そのもの
うどんはやわらかすぎず、ほどよいコシがあり、つるっとしたのど越しが特徴です。噛むたびに小麦の香りがふわっと立ち、舌に優しく寄り添うような食感。
これを海の上で味わうと、なぜか何倍もおいしく感じるから不思議です。

出汁も手抜きなし。枕崎産のかつお節、北海道産昆布をベースに、数種類の魚介をブレンド。
しっかりとした旨味の中にほんのり甘みがあり、ひと口すすると潮風と一緒に身体に沁みわたります。

旅の途中で出会う、日常のごちそう
「南海うどん」は、地元の素材を使い、手間を惜しまない出汁、そして誰もがほっとする味わい。それが旅人にも地元の人にも愛され続ける理由です。

鹿児島を訪れるなら、ぜひフェリーに乗ってこの名物うどんを体験してみてください!
店舗情報
店名:鴨池・垂水フェリー 南海うどん
住所:鹿児島県垂水市潮彩町1丁目(垂水フェリー垂水営業所)
営業時間:月・火・水・木・日 06:50~21:00、 金・土 06:50~22:00
電話番号:0994-32-0001
定休日:無休
(不定期連載)
【プロフィル】Hatsumi Itou(ハツ)年間600軒飲み歩くグルメハンター/東京グルメサロン主宰
年間600軒飲み歩くグルメハンター、SNS総フォロワー23万人超。グルメコミュニティ「東京グルメサロン」主宰。〝本当に美味しい店〟だけを厳選紹介。人生のテーマ:「グルメは最高のコミュニケーション」
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