女優の高石あかりさん（22）がヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」（月～土曜前8・0）の第15話が17日放送され、トキの「実父」である雨清水傳（堤真一さん）が亡くなり、SNS上で「傳さまロス」が広がっています。
上の空の三之丞
トキの献身などで病に倒れた傳の体調に回復の兆しが見え始めていました。
トキは大喜びで代理社長を務める雨清水家の三男・三之丞（板垣李光人さん）に回復を報告しますが、三之丞は前夜、両親の傳とタエ（北川景子さん）が、トキが雨清水家の子で自分の姉であるという話をしているのを聞いてしまい、どこか上の空でした。
そんな中、工場で検番の平井（足立智充さん）による厳しい品質検査が行われ、失敗を繰り返す工女のせん（安達木乃さん）に、平井が激怒。つい彼女の頬を叩いてしまいます。その瞬間を久しぶりに様子を見に来た傳が目撃。傳は三之丞に事態の説明を求めますが、その途中で腹部を押さえて倒れてしまいます。
「もう知っちょるけん…」
三之丞は「無理ですよ。今さら…。いつも兄上ばかりで、何も教わっていない。声すらかけてもらったことのない三男坊が、都合よく駆り出されたって」と心境を吐露します。
そして、昨晩聞いてしまった話を口にし、「手放した分、愛おしくなるのなら、だったら私も、よそで育ちたかったです」とぶつけました。
三之丞はトキに「ごめん、急にこんな話して、でも…」と謝罪しますが、トキは「もう知っちょるけん…」と返し、「私がおじさまとおばさまの子供で、松野の父と母は育ての親だということでございます」と続けました。
「お前は、わしとおタエの子ではない」
「誰に聞いたわけではございません。ですが…自然とそうなのではないかと」というトキに、傳は気力を振り絞って「そうか…。じゃったら言おう。お前は、わしとおタエの子ではない。松野司之介と松野フミの子じゃ。産まれた時から。そしてこれからも。ずーっと…」と言いました。
トキは傳の顔をしっかり見据え、「そのことも知っちょります。おじさま、おばさま」と答えます。傳はタエの方をちらりと見て小さくうなずき、そのままタエの膝に倒れ込みました。
SNS上の反応
ばけばけ第15話で、トキの「実父」である傳が亡くなるという衝撃の展開に対し、SNS上ではコメントが相次いでいます。
emogram編集部では、今回の放送回に寄せられたSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは以下のように分類されました。
主な「感動・共感」の声（45%）
「サワちゃんがいてよかった おトキも全てをわかっていた上で全て受け入れて」
「おトキが『取り乱しに行きたい』と言った気持ちにも泣けた…」
「取り乱す事はネガティブでは無くポジティブな事なんだなと思う前進する為に…」
「父上最期の時も、愛ゆえの言葉をもらって家族の時間を持てたのはおトキの方だった」
「知っちょりましたというのはトキの叔父様と叔母様を気遣った優しいウソではないかと」
主な「悲しみ・切なさ」の声（35%）
「三之丞くんの限界値越えた結果がこれなのあまりにもしんどい」
「傳さま…朝ドラ父おばけシステムで再登場願います」
「朝から泣きすぎてメイクができない…😭みんな切ない」
「つらい。傳さま、タエさま、三之丞、平井…そしておトキ」
「銀二郎かわいそす」
主な「驚き・衝撃」の声（20%）
「え?トキちゃん知っちょったが?」
「まさかの三之丞くんからーーーー!!!!!!」
「トキちゃんは、自分が養子だって知ってるじゃないのかなぁ」
「『知っちょりました』知ってたんかーーーい!三之丞の役割は意味ねぇーーー☆」
「ばけばけ、おトキちゃん雨清水家の両親か松野家の両親か、どちらかが打ち明けてくれるの待ってたんだろな」
まとめ
今回の分析では、ばけばけ第15話の放送回に対し、トキが自分の出生の秘密を既に知っていたという展開に多くの視聴者が驚き、感動したという声が寄せられています。傳の死と最後の愛情表現に多くの視聴者が涙しています。脚本の丁寧さのほか、堤さんと高石さんの演技力についても高い評価が見られました。
ライターコメント
傳がドラマ前半で早々に亡くなるという衝撃の展開に対し、SNSでは「傳さま…旅立つの早すぎるよ」「今日はあかんて…もうダメ。傳さま、逝く…涙。最後に娘との大切な時間を過ごして」などのコメントが殺到、「傳さまロス」が広がっていました。
＞【第14話】NHK朝ドラ「ばけばけ」トキ＆タエのしじみ汁作りにSNS「育ての母に教わったことを、生みの母に伝えている」
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