女優の高石あかりさん(22)がヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜前8・0)の第18話が22日放送され、夫の銀二郎(寛一郎さん)の言葉を聞いたトキが見せたリアクションに視聴者が釘付けとなりました。
再開を果たす銀二郎とトキ
第18話では、出奔した銀二郎を追って松江から上京したトキが、本郷の下宿先で銀二郎と再会を果たしました。
下宿先には、帝大生の根岸(北野秀気さん)と若宮(田中亨さん)、そして錦織友一(吉沢亮さん)がおり、トキは人力車の車夫をしているという銀二郎の帰りを待ちます。
「2人じゃだめだろうか」
帰宅した銀二郎はトキに出奔したことを土下座で謝罪。トキのことは好きだが、松野家には帰れないと伝えました。トキもまた銀二郎に甘えていた自分を反省し、銀二郎と一緒に暮らしたいと伝えましたが、銀二郎は「2人じゃだめだろうか」と求め、トキは言葉に詰まってしまいます。
その晩、友一は眠れずにいる銀二郎に、「しばらくトキとここにいていい」と声をかけます。自身も松江に妻を残している友一は、銀二郎の気持ちをよく理解していました。トキも眠っておらず、2人の会話を密かに聞いていました。
「根岸シャラップ」
翌朝、トキは泊めてもらったお礼に、あさりのみそ汁を振る舞います。その味に感激する根岸と若宮。すると根岸が「銀さん、こんな朝餉を作ってくれるお嫁さんから逃げちゃいけんですよ」と冗談を言いました。空気を読んだ錦織は「根岸シャラップ」と制止しますが、銀二郎は「でも、もう…ずっと一緒だと思います」と言い、それ以上は語らずに朝食を食べ続けました。その言葉に戸惑うトキでした。
SNS上の反応
本郷の下宿先でトキが銀二郎と再会を果たす場面が描かれた第18話の放送回に対して、SNS上では多くのコメントが寄せられています。
emogram編集部では、今回の放送回に寄せられたSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは以下のように分類されました。

主な「共感・応援」の声(35%)
「銀二郎的にはトキちゃんのこと好きだけど、松野家は無理」
「もう、東京で2人で暮らしたらいいのに」
「銀二郎さんが本当にいい人すぎて…。このまま東京で幸せに暮らしなよ、おトキちゃん…」
「銀次郎さんええ人やし このまま おトキちゃんと幸せになって欲しい」
主な「批判・懸念」の声(30%)
「司之助、東京行ったらその間の牛乳配達休むの?そしたら収入が減るよ」
「ばけばけほど家(家長制度)の歪みを描いた作品はなかったのではないかという気がする」
「毒親は捨てろ!」
主な「考察・分析」の声(20%)
「家の格だなんだってのは、私の子どもの頃だってあったからね」
「これって前近代と近代の話なんだなあ。どっちも嫌なとこ良いとこある」
「ばけばけの松野家はきっと全員善人なのだろうが、気づかいのなさ、罪悪感のなさ、自分と他人の境界線のなさ、そういう少しずつの足りなさが積もり積もって、得体の知れない気味が悪い『悪のようなもの』になってしまっている」
主な「感動・悲しみ」の声(15%)
「あさりのお味噌汁も『これからはずっと一緒』も東京の東京でのデートも すべて別れに繋がっていくと思うとただ切ない」
「今日のばけばけ見て泣いている。悪いのは家だろ…ふたりは想い合っているのに家が銀次郎を遠ざける」
まとめ
今回の分析では、本郷の下宿先でトキが銀二郎と再会を果たす場面が描かれた第18話の放送回に対して、銀二郎とトキの今後の行方に視聴者は大きな関心を寄せています。一方、今後、おトキがヘブンさんと結ばれる展開となることが分かっている中、「結末を視聴者全員周知徹底してるのに、銀二郎さんと別れないでほしい、仲良くし続けてほしい、そのまま東京で暮らしちまえ・・・と本気で思わせてくる力技な脚本&演出」と、演出と脚本の良さを称賛する声も多く見られています。
ライターコメント
SNS上ではトキがヘブンとではなく、銀二郎と東京で暮らす姿を見てみたいという声も多く「このまま銀二郎さんと東京で暮らして欲しすぎて…」「銀二郎さんと東京で幸せに暮らす別ルートも見たいんです」などのコメントが寄せられていました。
>【第17話】NHK朝ドラ「ばけばけ」トキ、銀二郎を連れ戻しに上京でSNS「銀二郎さんには逃げ切ってほしい」
>【第16話】NHK朝ドラ「ばけばけ」銀二郎、涙の出奔にSNS「本当に可哀想過ぎる」
>【第15話】NHK朝ドラ「ばけばけ」トキの「知っちょりました」にSNS涙腺崩壊
>【第14話】NHK朝ドラ「ばけばけ」トキ&タエのしじみ汁作りにSNS「育ての母に教わったことを、生みの母に伝えている」












