俳優の寛一郎さん

【第13話】NHK朝ドラ「ばけばけ」銀二郎が受けた理不尽すぎる仕打ちにSNS「ひたすらに不憫」

By - emogram編集部
エンタメ

女優の高石あかりさん(22)がヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜前8・0)の第13話が15日放送され、トキの夫、銀二郎(寛一郎さん)に同情する視聴者が続出しました。

病に倒れる傳

トキが働く雨清水家の機織り工場が資金難に陥るなか、工場を経営する遠戚の傳(堤真一さん)が病に倒れます。女中は不在で、妻のタエ(北川景子さん)はお姫さま育ちで家事は一切できません。そんな状況の中、トキが日ごろから世話を焼いてくれる雨清水家への恩返しのため、傳の看病を買って出ます。

銀二郎はトキの体を心配して反対しますが、義父の司之介(岡部たかしさん)と義母のフミ(池脇千鶴さん)はなぜか「しっかりとお世話させていただきなさい」と口をそろえました。

二重生活がスタート

翌日から、日中は工場、朝夜は傳の看病というトキの二重生活がスタート。毎晩遅くに帰ってくるトキを、司之介やフミ、銀二郎が心配します。とりわけ司之介とフミの様子は、ただ帰りが遅いことを心配しているにしては大げさで、司之介とフミは、銀二郎が部屋の隅にいたことを忘れ、トキが雨清水家の子であることをうっかり話してしまいます。

松野家の秘密を知る銀二郎

「松野家の秘密」を知った銀二郎は激しく動揺。すると義祖父の勘右衛門(小日向文世さん)が「何も聞いちょらんよな?」と威圧し、何も聞いていないと困惑する銀二郎に「嘘つけ!」と怒鳴りました。

そして刀を片手に銀二郎に詰め寄り「今話した通り、おじょはおタエさまが産んだ、元は雨清水家の子じゃ。跡取りを得るために、産まれる前から子を持たぬ我が家に来る約束でのう。じゃが、おじょは何も知らん。だけん、寝言でも言うなよ! よいな」と命令しました。

寂しそうな銀二郎

銀二郎が「申し訳ございません。私の(実家の)山根家はこちらほど格が高くありませんゆえ…」と漏らすと、勘右衛門は「それは承知しちょる」と返し、「じゃがお主は松野の当主になる男。すべてにおいて格の高い武士としての振る舞いをせい。よいな?」と指示しました。

その後、湖岸に座って一人さびしそうにしている銀二郎のもとへ、帰宅したトキが駆け寄りました。トキは銀二郎と会えたことが嬉しく、ピタリと横に座りましたが、銀二郎は「武士の格が下がる」という理由で、少し間をあけて座るよう求めました。トキは「よき跡取りになるためだったら…」と受け入れましたが、銀二郎同様、どこか寂し気でした。

SNS上の反応

「ばけばけ」の第13話の放送に対し、SNS上ではコメントが相次ぎました。

emogram編集部では、今回の放送回に寄せられたSNS上のコメントを独自に分析しました。

分析の結果、コメントは以下のように分類されました。

主な「銀二郎への同情」の声(25%)

「銀二郎さんに対するなんでいるんだが理解できなくてもう一回観ちゃった。単純にその場にいる事忘れてたっていう事よね?こーれはひどい」

「銀二郎がひたすらに不憫…小豆洗い似のまんまるの目が常に涙ぐんでるやん。松野家怖いってー!」

「銀二郎さん…真面目すぎる方だから全部真面目に捉えて苦しいだろうな…😭 ただでさえいっぱいいっぱいなのに、大きな秘密も共有されちゃって……」

「いるのに、その存在を忘れられるほどの軽さなことに溜息が出た」

主な「物語展開への驚き・考察」の声(22%)

「つまり『松野トキ』は『雨清水トキ』=『丑三つ刻』!これが一話の丑の刻参りの伏線回収か。人生はうらめしい…て、『ハイスクール!奇面組』かよ」

「あのあの話をこんな形で回収するとは…」

「元々コント畑出身の脚本家さんだから『このネタを使うために事前にここで種を蒔いておこう』みたいな考え方はあると信じている」

「おトキ、前々から予想されてた通りやっぱり本来は雨清水家の子だったのか…」

「えっ もしかして三之丞が冷遇されてたのはトキが貰われてった後に生まれた男だったから???『お前が行くはずだったのに』てコト!?」

主な「松野家の不気味さ・怪談性」の声(20%)

「松野の家がね、妖怪に見えてきたんですよ。住んでる長屋、鬼太郎の家とそん色ないよ。銀次郎だけが人間に見えてくる」

「『貧乏だけど賑やかで愛に溢れた松野家』の『恐ろしい姿』がどんどん見えてくる第3週のタイトルが『ヨーコソ、マツノケヘ。』なの、最強に怖いですね」

「松野家がこわいと毎朝確認してる、今日この頃。まさに『かいだん』じゃ」

「松野家のヤバい所がゆっくりとじわりじわりと銀二郎さんを追い詰めていく。このおどろおどろしさがまさに怪談」

「先週まで’どこか変な松野家’というコメディができそうだったのに今週タイトルの『ヨーコソ、マツノケヘ』がホラーに聞こえる」

主な「演出・脚本への評価」の声(18%)

「これ全部セリフなしの5秒程度で伝わってくるんですよ。豊かな表現だな~~。これぞテレビ小説ですよ」

「『雨清水家の長男が資金繰りに悩んだ挙句出奔』という話を銀二郎さんも聞いてるから、ここで彼の中に『突然逃げてもいいんだ』という種が撒かれたのだなと思うと『構成がうまい〜〜〜!!!」としか言いようがない」

「おじいちゃんが刀を一瞬だけ取り出してたの、ヒエッ…って声あげそうになったよ 既に廃刀令が出た時代に〝刃〟を振るう異常さが際立っててすごい演出だった」

「銀二郎さんに刀を向けるおじじ様の所が何とも怪談話でよくある切られてしまう人なのがまた良くできてる」

「さすがのタエさん、シジミ汁を飲んでも、あ~!とは言いませんでした」

主な「キャラクターの心情理解」の声(15%)

「うらめしいって言葉、今まではピンと来なかったんだけど 傳さまの口から出て初めて理解できたかも」

「銀二郎の気持ちばかりに目がいく。なんとかトキの笑顔でここにいる気持ちを繋ぎ止めているのに、看病に行ってしまう。疲れ切ってしまうに違いないと案じられる」

「あぁおフミさんが時折おタエ様に虚勢を張るのは育ての母としてのプライドだけでなく貧困ゆえ娘を本当に幸せにできたのか、という自信のなさもあったのね」

「三之丞、今まで権利も愛も与えられなかったのに急に責任と義務を負わされたって、そりゃどうしたらいいか分からないよね」

まとめ

今回の分析では、「ばけばけ」の第13話の放送に対し、多くの視聴者が婿入りした銀二郎の立場に同情し、松野家の無神経さや「怪談」的な不気味さを指摘しています。また、物語の展開に対する驚きのほか、キャラクターの心情への共感、演出や脚本の巧みさを評価するコメントも多く見られています。

ライターコメント

連日、松野家で理不尽な扱いを受けている銀二郎に対し、SNSでは「あまりに銀二郎さんがかわいそすぎる」「銀二郎さん、あの長屋の一室でほんとうに気の休まる暇がない」といった同情や心配するコメントが相次いでいました。

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