路地裏にある秘密の「中華」基地で絶品料理を大満喫 【連載】年間600軒飲み歩くハツ「一度は訪れたい名店」(22)

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東京・茅場町 ネオ中華「可視化飯店」

こんにちは、年間600軒のレストランや酒場を食べ飲み歩き、グルメ情報を発信しているグルメハンターのハツです。

今回訪れたのは東京・茅場町のネオ中華「可視化飯店」。

オープンしたのは2025年8月。名前の通り、〝美味しさを目に見える形で届ける〟ことをコンセプトに掲げるネオ中華レストランです。

路地裏に突然現れる、中華の秘密基地

外観は必要以上に自己主張しないのに、扉の中には食と空間が緊張感をもって共存する〝体験〟が用意されています。

木を基調にした空間。温度を感じる照明。器の質感。音すら抑えめに設計されたような静けさ。まるで〝食が展示されている〟。そんな「空気感」すら感じられる心地良さです。

センスが光る「大葉と茗荷のピータン豆腐」

レモンサワーで乾杯して、まず喉を濡らした後、「大葉と茗荷のピータン豆腐」を注文。

濃厚なピータンを大葉と茗荷が爽やかに包み込んだ一品で、香りのバランスが見事です。

ピータンってちょっとクセがあるイメージで、中には苦手な人もいるかもしれませんが、こちらのメニューは、大葉と茗荷のおかげでさっぱりと食べられます。

続く「章魚と青葱の春巻き」は、パリッと割った瞬間に青葱の香りが広がり、章魚のぷりっとした食感が楽しい一品です。揚げ物なのに軽さがあり、香味野菜の強さが絶妙です!

点心の実力、さっそく試してみた

この店の名物が「小籠包」(880円)。

蒸籠を開けた瞬間に湯気が「ふわ〜っ」と立って、ビジュアルだけでも美味しいことが分かります。そっと持ち上げると皮がピンと張っていて、中からじゅわっと甘いスープがあふれ出ます。見た目だけでなく味も◎!

頼んで正解だったのが「マッシュルーム焼売」。

肉のジューシーさの中に、マッシュルームの香りがすっと立ち上がるんです。

香りに季節を感じるって、贅沢ですね。

味も軽やかで、ついおかわりしてしまいました。

フィナーレは「土鍋麻婆豆腐」

締めは「仲式土鍋麻婆豆腐」。

ぐつぐつと音を立てる土鍋から漂う花椒の香り。

そのままひと口食べると、辛さとコクが舌の上で溶け合って、後からじんわり汗がにじむほど。

辛いだけじゃなく、奥に旨味がいます。

腐が柔らかくとろけていくから、最後まで飽きることなく食べ進められます。

料理も空間も〝魅せ方〟が上手いお店

「可視化飯店」は料理だけじゃなく、空間の作り方や、盛り付け、器の選び方まで全部含めて“〝美意識〟が可視化されていました。

ネオ中華の実力、存分に堪能させて頂きました。

ご馳走様でした。

店舗情報

可視化飯店

■住所

東京都中央区日本橋兜町5-1 兜町第1平和ビル 1F

■営業時間

火・水・木・金・土

11:00 – 13:45(L.O. 料理13:15)

14:00 – 17:00(L.O. 料理15:30)

18:00 – 22:00(L.O. 料理21:00 ドリンク21:30)

11:00 – 13:45(L.O. 料理13:15)

14:00 – 17:00(L.O. 料理15:30)

18:00 – 21:00(L.O. 料理20:00 ドリンク20:30)

定休日

■電話

03-6231-1128

■店舗URL

https://casica.tokyo/pages/cacica_hanten?

(不定期連載)

【プロフィル】Hatsumi Itou(ハツ)年間600軒飲み歩くグルメハンター/東京グルメサロン主宰

年間600軒飲み歩くグルメハンター、SNS総フォロワー23万人超。グルメコミュニティ「東京グルメサロン」主宰。〝本当に美味しい店〟だけを厳選紹介。人生のテーマ:「グルメは最高のコミュニケーション」

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