女優の高石あかりさん(22)がヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜前8・0)の第38話が19日放送され、トキが女中を務めるレフカダ・ヘブン(トミー・バストウさん)が「ラストサムライ」と呼んでいる勘右衛門(小日向文世さん)が見せた華麗なスキップに視聴者が大笑い。Xで「スキップ」がトレンド首位となりました。
また、この日の放送では、勘右衛門に訪れた「春の予感」を匂わせる演出も話題になったほか、トキがドジをしてヘブンから「アバヨ」と言われたことに対して発した「ノーアバヨ」、「おトキちゃん」もトレンド入りするなど、朝からSNSが「ばけばけ祭」の様相を呈していました。
スキップを練習するトキ
この日の放送では、トキがヘブンから教わったスキップを練習する場面から描かれました。母のフミ(池脇千鶴さん)や親友の野津サワ(円井えんさん)も一緒に挑戦しますが、お手本のトキがマスターできていないだけに、誰もできませんでした。
その後、ヘブンを学校に送り出す際、トキは通訳の錦織友一(吉沢亮さん)にスキップができるか尋ねました。錦織は「できる」と胸を張ったものの、実際にはまったくできず、寝不足でできなないと言い訳しました。その様子をトキの家族である司之介(岡部たかしさん)と勘右衛門が見ていました。
ヘブンを一喝する勘右衛門
勘右衛門は、木刀を手にスキップを指導するヘブンに嫌悪感を示し、「お主、武士の魂をなんと心得る!」と一喝。トキがスキップの練習をしているだけで、それがすごく難しいと説明すると、司之介が「簡単極まりない」と言って挑戦しました。
その無残な姿を見た勘右衛門は「松野家の恥じゃ」とバッサリ。「たやすい! 異人のようにやりゃええだけじゃ。よう見とけ」と自信満々に言い放つと、「行くぞ! ほれ!」の掛け声とともに完璧なスキップを披露しました。
「スバラシ! サムライ!」
トキと司之介が驚く中、ヘブンは「スバラシ! サムライ!」と大絶賛。「どげじゃどげじゃ! 言った通りじゃろ!」と誇らしげな勘右衛門に、司之介は「経験者だないですか!」とツッコミを入れました。
ヘブンは「オミソレシマシタ」と握手を求めましたが、勘右衛門は「武士をばかにするだない!」とどなり、ヘブンから木刀を取り返しました。
子供たちにスキップを指導する勘右衛門
その後、勘右衛門は子供たちにスキップを指導。「近頃の異人はスキップで迫ってくる。その際、われわれもスキップで対抗せねばならん」と語り、お手本を披露。その姿に子供たちは感動しました。
そこに子供たちの祖母であるタツ(朝加真由美さん)が現れ、「いつもかわがっていただいてるそうで…」と勘右衛門に感謝しました。タツがお辞儀をすると、勘右衛門の表情は一変。スキップする子供たちを見守りながら、照れくさそうにタツへと視線を送りました。その表情から、勘右衛門がタツに好意を持っているのは確定的で、このシーンに対しても多くの視聴者からコメントが寄せられました。
「ノーアバヨ」
一方、ヘブンが書き物をしていた夜、トキが雨戸の立て付けを直そうと大きな物音を出してしまいます。
それに対して苛立ったヘブンから「アバヨ」と追い出され、トキは「ノーアバヨ」と抗いましたが、受け入れられませんでした。
トキを追い出したヘブンは、トキが用意した「蚊」と「蚊帳」の使い方が書かれたイラストを見て、蚊帳に入り、機嫌を直して、という場面で、この日の放送は終了しました。
朝ドラ「ばけばけ」
松江の没落士族の娘、小泉セツと、その夫で作家のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとした物語。島根や熊本などを舞台に、怪談を愛し、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の姿をフィクションとして描く。脚本は「バイプレイヤーズ」(テレビ東京)や「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(総合)などで知られるふじきみつ彦氏。主題歌「笑ったり転んだり」をハンバート ハンバートが歌う。
SNS上の感情
スキップが大きな話題となった「ばけばけ」第38話の放送に対し、SNS上では多くのコメントが寄せられています。
emogram編集部では、第38話の放送に対し寄せられたSNS上のコメントを独自に分析しました。
分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。

主な「楽しさ・面白さ」の声(52%)
「朝からスキップネタでここまで引っ張るとは思いませんでした。笑😆」
「おじじ様のリズム感覚、すごい……!多分錦織さんは能力が頭脳に全振りした秀才だから…動きにくい女性の着物を着たトキよりぎこちないのも愛嬌です……(笑)」
「本当はできるのにそれをあえてできないように演じるみなさんが素晴らしかったです!あまりにも個性ありすぎスキップで朝から微笑ましい光景です😂」
「もう本当にみんな可愛過ぎる🤣🤣🤣トレンド1位すごい!!!👏✨✨は~今日も笑ったぁぁ😂」
「ノーアバヨ爆笑しましたwww🤣」
主な「キャラクター共感」の声(23%)
「おトキちゃんのお手本スキップがすごく難しかったんですが🤣」
「おトキ スキップだいぶ様になってきたー!絵手紙作戦👍」
「錦織さんスキップだいぶ様になってきたー!」
「子分にスキップ教えるおじじ可愛いー💕」
「おジジ様は武士だなと😃相手の観察力がスキップからの木刀を手に取る迄の眼力も含め」
主な「驚き」の声(15%)
「意外。スキップが1番うまいのはおじじ様だった。身体能力が優れて、とてもお若いのでは」
「なんで上手いの勘右衛門ww 」
「優秀で何でも出来ると思っていた大盤石の錦織さん。まさかスキップが苦手とは」
「スキップ、トレンド一位?!!ええ?!」
主な「応援・称賛」の声(10%)
「勘右衛門さん、一目で偉人のスキップ華麗に披露して、お見事です!👍」
「『スキップ』トレンド1位おめでとうございます㊗️✨」
「スキップはダメでもイラスト上手すぎ✌️」
まとめ
今回の分析では、ばけばけ第38話の放送に対し、「スキップ」に対する反応が多く見られました。主要な登場人物たちがスキップを練習する場面が面白かったという感想が多数あったほか、勘右衛門の見事なスキップに対する驚きの声、錦織がスキップが苦手だったことに対するギャップを楽しむ声も数多くありました。トキがヘブンに対し発した「ノーアバヨ」という言葉にも「ウケた」と喜ぶ声が多く寄せられていました。
ライターコメント
第38話で、勘右衛門がまさかのスキップ巧者だったという姿が描かれたことに対し、SNSでは「まさかのじいさんだけができるってオチ」「おジジ様というよりコヒさんのスキップがかわいいなw」「小日向さんのスキップは、まったく頭の位置が動かない。さすが武士。只者ではない」「姿勢の良いスキップをきめるラストサムライw」「ラストサムライのスキップ教室」などのコメントが寄せられました。
一方、勘右衛門がスキップする子供たちを見守りながら、照れくさそうにタツへと視線を送ったシーンへの注目度も高く「おじじに春の予感」「オババにキュンするおじいちゃん」「ラストサムライに恋の予感」「まさかの老いらくの恋?」などのコメントが相次いでいました。
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