板垣李光人さん

【第30話】NHK朝ドラ「ばけばけ」トキの覚悟を伴う決断に視聴者涙「ああ、辛すぎるぅぅぅ 苦しいよぅ」

By - emogram編集部
エンタメ

女優の高石あかりさん(22)がヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜前8・0)の第30話が7日放送され、松野家の遠戚である雨清水家のその後のエピソードが明かされ、衝撃的な展開に視聴者が騒然となりました。また、この日の放送終了間際に、トキが、後の夫となるレフカダ・ヘブン(トミー・バストウさん)の女中になることを決意したことに、Xでは「おトキちゃん」「ラシャメン」というワードがトレンド入りするなど大きな話題となりました。

トキが三之丞とバッタリ再会

この日の放送では、雨清水家のタエ(北川景子さん)が物乞いしているところ見て大きなショックを受けたトキが、その後、タエの息子の三之丞(板垣李光人さん)とバッタリ再会しました。

かつて松江の名家として栄えた雨清水家でしたが、明治になって始めた機織り業が不況により失敗してしまいます。やがて、当主の傳(堤真一さん)が亡くなると工場が倒産、タエと三之丞の親子は家と家財を売って借金を返済した上で、松江を出て行きました。放送では、その後の消息は不明でしたが、この日の放送で、三之丞の口から雨清水家の「その後」が明かされました。

不審者の正体は三之丞

トキが住む長屋の近辺では、松野家を覗く不審者の目撃談が寄せられていたが、その人物は三之丞でした。

三之丞は、松野家に相談に行こうとしましたが、森山銭太郎(前原瑞樹さん)が厳しく借金を取り立てているのを見て、何も話せずそのまま帰ったと説明しました。

松江を離れた後、タエと三之丞の親子は試練の連続で、安来の親戚に身を寄せましたが、その家も厳しくお金を入れるために働かなければならなかったと話しました。

働くぐらいなら物乞いに

しかし、武家であることにこだわるタエは、三之丞に対し、「雨清水家の人間ならば人に使われるのではなく、人を使う仕事に就け」と指示。結果、家を追い出され、何軒か親戚の家を回りましたが、どこも同じことの繰り返しで、結局、2人で松江に戻りましたが、頼るあても金も家もなく、タエは働くぐらいならと潔く物乞いになったと打ち明けました。三之丞は、タエの指示通りに、さまざまなところで「自分を社長にしてくれ」と頼み込みましたが、当然、相手をしてくれる人はいませんでした。

女中になることを決意するトキ

トキはその帰り道に、再び、物乞いをするタエの姿を目にします。

5日放送の第28話で、トキはタエが物乞いする姿を偶然、目撃しています。そのときは、通りすがりの男が器に金を入れますが、生粋のお姫さま育ちのタエは、施しを受けても頭を下げることができず、その態度に男が激怒。器から金を奪い取って頬を殴りましたが、タエは何も言い返すことができませんでした。その衝撃の光景を目撃したトキは言葉を失いました。実は、タエはトキの生母であり、トキは生まれてすぐに、子供がいなかった松野家の養女となっていました。

今回の放送では、お金を入れた人に対し、頭を下げたタエに、トキはいたたまれなくなり、駆け足でその場を後にします。そして、トキに対して、ヘブンの女中になってほしいと頼んでいた、通訳を務める錦織友一(吉沢亮さん)に対し、高額の給料が約束されている女中になる決意を口にしました。

当時、異人の女中はラシャメン(異人の妾)と呼ばれ蔑まれており、トキのこの決意に対し、SNS上でも多くの感想が寄せられました。

SNS上の感情

盛りだくさんの内容が詰め込まれた「ばけばけ」第30話の放送に対し、SNS上では多くのコメントが寄せられています。

emogram編集部では、今回の放送回に寄せられたSNS上のコメントを独自に分析しました。

分析の結果、コメントは以下のように分類されました。

主な「共感・感動」の声(42%)

「おタエが頭を下げるシーンで本当に見てられない気持ちになってぼろぼろ泣いてしまった」

「誇りは捨てませんが、柔軟に、泥臭く。息子のために。たとえ間違ったやり方でも。時代に取り残されても」

「トキが大きく見える」

「おトキちゃんは自分本位な選択を中々しないのが余計に苦しいよ…」

主な「賞賛・評価」の声(28%)

 「髙石あかりさん、セリフなくてもすごい語るやんすごい」

「高石あかりさん 背中が語る背中の演技が…すごい」

「今日の連続テレビ小説『ばけばけ』どん底〝その後〟の雨清水家に絶句…」

「三之丞の『えっと……トウシ?』てちゃんと「今まで考えたこともなかったですよ凍死なんて」という言い方がよかった」

主な「悲しみ・切なさ」の声(18%)

「あのタエ様が… これは、トキが背中を押されてしまうやつ。辛い。辛いがこうならないと先に進まない、か」

「ああ、辛すぎるぅぅぅ 苦しいよぅ金曜日の朝😭」

「ものすごく〝気鬱な金曜日〟の朝となりました…」

「通りたくないよなこの通りー!!😭 でもタエ様がいるかもと気になっちゃうよなー!!😭」

主な「 期待・興味」の声(8%)

  「これからの展開がとても気になるようになってきた。これはもう既にばけばけにハマっている」

「朝ドラのばけばけがとても面白い!」

主な「懸念・不安」の声(4%)

「三之丞、トキが貧乏なのは知っている上でも行ったのか」

「おトキちゃんに全しわ寄せがいくのは納得できないね。周りみんないい大人なのに、しっかりしろ!!!」

まとめ

今回の分析では、ばけばけ第30話の放送に対し、タエが物乞いをして頭を下げるシーンに多くの視聴者が心を動かされたという感想を述べていたほか、トキがヘブン先生の女中になることを決意するまでの葛藤と背中での演技を高く評価していました。また 三之丞の「人に使われずに人を使う仕事」にこだわる理由が母・タエの言いつけだったことに理解を示すコメントのほか、没落士族の苦境と誇りの間で揺れる姿に共感する声、来週の展開への期待や不安など様々な声が寄せられていました。

ライターコメント

第30話の放送に対して、SNSでは主にタエとトキに関するコメントが多く見られます。タエに対しては「『雨清水家』というプライドが自分自身と三之丞を追い込んだってことか」「雨清水なんて家は実質もうないのに…」「おタエさん、雨清水家の呪縛が解けずにいる」などの声がありました。一方、トキに対しては女中になることに「腹括ったよ」の声のほか、「家族とタエと三之丞救うためにヘブンの女中になるのか」「おトキーーー!!!号泣」「えーーーどうなんの」など心配する声が相次いでいました。

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