板垣李光人さん

【第35話】NHK朝ドラ「ばけばけ」三之丞の「頂戴いたします」「ありがとう」に大反響 SNS「やっと頭さげれられたね」

By - emogram編集部
エンタメ

女優の高石あかりさん(22)がヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜前8・0)の第35話が14日放送され、頑としてお金を受け取ろうとせず意地を張る雨清水三之丞(板垣李光人さん)に対し、トキと母親のフミ(池脇千鶴さん)が一喝する展開に視聴者が朝から感動。Xでは「おトキちゃん」「フミさん」がトレンド入りするなどSNS上でも大きな話題となりました。

タエが物乞いになったことを知る松野家

第34話(13日放送)で松江中学で英語を教えるレフカダ・ヘブン(トミー・バストウさん)の女中であることが家族に知られてしまったトキ。さらに父の司之介(岡部たかしさん)、フミ、祖父の勘右衛門(小日向文世さん)に三之丞の母、タエ(北川景子さん)が物乞いになっていたことを知られることになり、トキに対し、ヘブンの女中になった本当の理由について問い詰めます。

突如訪れた三之丞

すると、その場に三之丞がやってきて、トキからもらったお金を返そうとします。

トキは、産みの親であるタエが物乞いになっていることにショックを受け、ヘブンの女中になって月20円という高額な給金を得ることを決意。その半分を三之丞に渡し、タエを助けてほしいと頼んでいました。しかし、三之丞はそのことを母に言えず、お金は社長になった自分への「支度金」だとウソをつき、タエを安心させていました。

「みんなのため」

この日、トキは、女中の仕事を引き受けたのは、松野家の借金のためではなく、タエの姿を見てしまったからだと説明。トキを育てた母のフミは「そげかね…」とつぶやき、「産みの親のためなら体を売ってもええと(思ったのか)」と言いました。それに対しトキは「だけん違う!」と語気を強め、フミたち松野家の家族が物乞いになっても同じことをする覚悟だったこと、最初に女中の話を断ったのも結局引き受けたのも、すべて「家族のためだけん」と必死に訴えました。

三之丞は、この状況を自分の力で何とかしようと葛藤し、トキからもらったお金を返そうとしました。

「頂戴いたしますでしょ!」

トキは、家族を守るために自分を捨ててラシャメン(異人の妾)になろうとしたとし、もしタエを救いたいのなら、自分を捨ててお金をもらうよう説得。ウジウジする三之丞に、最後はトキが覚悟を決めて得たお金だけに「もらわない」という選択肢はないとフミが叱り、「圧」に負けた三之丞がようやくお金を受け取りました。

「あ…あの…も、もらいます」と戸惑う三之丞に、フミは「頂戴いたしますでしょ!」と叱責。これまで感謝の言葉が言えなかった三之丞は初めて「頂戴いたします…」と言い、トキに対しても「ありがとう」と頭を下げ、9円を握りしめました。トキの給金は月20円。そのうち10円を三之丞へ毎月渡すことになり、トキが松野家と雨清水家を養うことになる瞬間でした。

護身用に木刀

一件落着後、勘右衛門は、護身用にとトキに木刀を渡します。翌朝、トキはその木刀を「帯刀」した上で出勤。その姿を見たヘブンは思わず「ブシムスメ」とつぶやきます。トキは、木刀を抜こうとしますが、刀身が長すぎてうまく抜けないシーンで、この日の放送は幕を閉じました。

SNS上の感情

トキとフミが三之丞を一喝する展開が描かれたばけばけ第35話に対し、SNS上では多くのコメントが寄せられています。

emogram編集部では、第35話に対して寄せられたコメントを独自に分析しました。

分析の結果、コメントは大きく以下のように分類されました。

主な「感動・共感」の声(42%)

 「おトキが身を捨ててまでタエ様を救おうとしていたことがわかって、ヘブンさんの女中になることを認めることになる」

「家族のためにお断りして家族のために女中を受けた。その覚悟と優しさが本当に尊いと思った今日だった」

「ちゃらんぽらんに見える司之介が三之丞に対してはきちんとした言葉遣いになるの、やっぱり彼も武士なんだな」

「三之丞!疑ってごめんな…彼にはこうやって礼を欠いたら叱ってくれる人もいなかったんだろうな…」

「朝から大泣きだけん」

主な「期待・楽しみ」の声(30%)

 「来週は遂にスキップ回なのね。錦織先生のスキップ苦戦は後半かな?」

「今帰宅したらばけばけ見るの楽しみだな 三之丞スカッと回と聞いて」

「銀二郎、三之丞の未来をワクワクしながら待っててもいいよね」

主な「称賛・評価」の声(19%)

「なんて濃厚な15分⋯。ここまでいろんな感情がぐっしゃぐしゃになることあるんか」

「おトキちゃんカッコよかった!ブシムスメだわ〜」

「トキの愛情深さが抜きん出てて号泣」

「出演者の皆さんが演技力凄すぎで、おトキちゃん一家がリアル。辛くて悲しくておかしい」

「高石あかりちゃんの表情素晴らしいな」

主な「疑問・懸念」の声(9%)

「やはりスッキリしない。昭和のドラマじゃあるまいし、家族のために娘一人が犠牲になるのをイイハナシダナーで済ませていいのか」

「おフミさん、この期に及んでタエさんにジェラシー感じるんだ。タエさん物乞いになってるのに・・」

「ばけばけの家族がだんだん嫌いになりつつあっての今日の回は決定的に嫌いになったよね」

「三之丞くん、心意気はいいのだが、まず働くとはどういうことかを教えてもらわなければ…」

まとめ

今回の分析では、ばけばけ第35話の放送に対して、トキと三之丞の関係性、家族の絆、自己犠牲の覚悟などについて視聴者が感動や共感を示しています。物語では、おトキが家族のために「自分を捨てる」覚悟で女中になったこと、三之丞が実はお金を使い込んでいなかったという展開への安堵感、そして家族としての絆が深まったことへの感動が多く語られていました。

ライターコメント

SNSでは「神回」とも表現された第35話。これまで感謝の言葉が言えなかった三之丞が今回、お金を「頂戴いたします…」と言い、トキに対しても「ありがとう」と頭を下げたシーンに対して、大きな反響が寄せられており「やっと頭さげれられたね」「頂戴いたしますってちゃんと言えて良かった」「ちゃんと働いて返すんだぞ」「三之丞、頼むぞ」などの声が多数寄せられていました。

一方、今回の放送では、トキからもらったお金を三之丞が使い込んでいたと考えていた視聴者も多く、「ごめんなさい三之丞! 使い込み疑ってたよ〜」「三之丞さん、1人でおいしいもの食べたりしてなかった。疑ってごめんなさい「良かった。悪く考えててごめんよ」と謝る声も一定数見られました。

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