【第53話】NHK朝ドラ「ばけばけ」ヘブンが打ち明けた壮絶な過去に「胸が締め付けられる思いでした」

2025.12.10 By - emogram編集部

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女優の高石あかりさん（22）がヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」（月～土曜前8・0）の第53話が10日放送され、松江中の英語教師として来日したレフカダ・ヘブン（トミー・バストウさん）の壮絶な過去が明かされ、Xでトレンド入りするなどSNS上でも大きな話題となりました。

リヨがヘブンにプロポーズ

この日の放送で、ヘブンが、島根県知事の娘、江藤リヨ（北香那さん）からプロポーズを受けました。

リヨの自分への思いを知ったヘブンは、返事の前に自分の過去を聞いてほしいと話し始めます。

ヘブンはギリシャで生まれ、すぐに叔母のいるアイルランドへ渡り、その後、ロンドンやフランス、米国へ渡って国内を転々とした末に松江にたどり着きました。

「コワイ…デキナイ」

ヘブンは、これは居場所を定められない自分の宿命とし、ずっと松江にいればいいというリヨに「コワイ…デキナイ」と吐露しました。

リヨが、やってみなければわからないと反論すると、ヘブンはある女性と一緒になったことがあると明かしました。

マーサと出会うヘブン

1870年代、米シンシナティで新聞記者となったヘブンは、マーサ（ミーシャ・ブルックスさん）という女性と出会いました。

マーサは奴隷の娘で主人に虐げられていたが、彼女の優しさに惹かれたヘブンはその1カ月後に同棲を始めました。

優秀な記者として活躍していたヘブンは新聞協会賞を受賞するなど仕事も順調でした。

居場所を見つけたヘブンはプロポーズ

母親の愛情を知らないヘブンは、やっと自分の居場所を見つけたと感じ、マーサにプロポーズ。しかし当時のオハイオ州では異人種間の結婚は禁止されており、マーサは「うれしいけど、それは無理」と断りました。

ヘブンは「関係ない」「同情なんかじゃない」などと説得。やがて結婚式を挙げ、牧師から「今ならまだ引き返せる」と諭されましたが、ヘブンは「大丈夫です」と答え、永遠の愛を誓いました。

その当時の心境についてヘブンは「後悔はありませんでした。それどころか私は、希望と幸せに満ちていたのです」と振り返りました。

その話を聞いたリヨや通訳の錦織友一（吉沢亮さん）たちは言葉を失いました。

SNS上の反応

ヘブンの心に今も深く刻まれた米国時代に1人の女性と過ごした大切で悲しい思い出が語られた「ばけばけ」第53話の放送に対し、SNS上では多くのコメントが寄せられています。

今回の放送に対し、SNS上ではどのような反応が多かったのでしょうか。

反応を見ていくことにしましょう。

SNS

SNS上のコメントを見ると、ヘブンによって語られた米国時代に1人の女性と過ごした大切で悲しい思い出に対し「今朝のアメリカの映像は、セピアカラーで、まるで映画を観ているようでした」「ヘブンさんも流れ者、似た者同士だったんですね」「まるで全く別の洋画を観ているようで引き込まれました」「胸が締め付けられる思いでした」など感動したという声のほか、悲しみで胸が苦しくなったという声が数多く寄せられていました。

SNS上では、ばけばけ第4回（10月2日放送）で描かれたシーンを覚えていて、その伏線回収につながるのではという声も多く見られました。

第4回の放送で、当時のヘブンは新聞記者の仕事を失い、餓死寸前の状態でした。「金、パン、家族…。私には何一つ縁のない人生だった。私には、私の人生には、この遺書を読む友人の1人すらいない」と心のなかでつぶやき、銃口をこめかみにあてるヘブン。しかし銃弾もなく、ヘブンは死ぬこともできない人生に絶望するシーンが描かれました。

このシーンを覚えていた視聴者は多く、SNSでは「マーサと愛し合うもうまくいかなくなって序盤のピストル自殺未遂へとつながるのでしょうかね」「この後ジゴクでコメカミピストルなのか？」「以前放送された、ピストルで命を断とうとするヘブン先生のあの場面にたどり着くのかな」という声が寄せられており、ヘブンの人生がその後、どのように展開していくのかに興味を持っている様子がうかがえました。