こんにちは、年間600軒のレストランや酒場を食べ飲み歩き、グルメ情報を発信しているグルメハンターのハツです。
皆さんは「タコス」と聞いて、どんな一皿を思い浮かべますか?
スパイシーなひき肉にレタス、チーズ…。そんなジャンクで賑やかなイメージを持つ方が多いかもしれません。でも、ここ「ロス タコス アスーレス(Los Tacos Azules)」が提案するのは、それとは一線を画す、どこまでも丁寧で「料理」としての品格を備えたモダンタコスです。

驚くべきは、平日の朝9時からこの本格的な味が楽しめること。メキシコの豊かな朝食文化を日本でも伝えたいという店主の想いから始まった「朝タコス」は、忙しい日常に句読点を打ってくれるような、贅沢な時間でした。

自家製粉へのこだわり
お店に入ってまず目を引くのが、美しい青色をしたトルティーヤです。こちらのこだわりは、何といってもその「生地」にあります。メキシコの小規模農家からダイレクトに届く在来種のトウモロコシを、毎朝お店で自家製粉。伝統的な製法を守りながら、注文を受けてから一枚ずつ丁寧に手焼きしてくれます。

焼き上がったばかりのトルティーヤを一口頬張ると、ブルーコーン特有の香ばしさが鼻を抜け、噛むほどにトウモロコシ本来の優しい甘みが広がります。まさに「生地そのものが主役」と言える、唯一無二の味わいです。

一皿ごとに広がる驚きの美味しさ
メキシコの伝統技法に合わせるのは、日本のローカルな旬の食材たち。
日本食では高級食材としてお馴染みの百合根を、全く新しいアプローチで。じっくり丁寧に火入れしてからペースト状に仕立て、メキシコの豆料理「フリホーレス」のような装いで提供されます。

菊芋をじっくりとサルサで煮込んだ一品。動物性脂肪を一切使っていないため非常に体に優しいのですが、菊芋の滋味深いコクがサルサと溶け合い、驚くほどの満足感があります。肌寒い朝に、じんわりと元気をくれるような温かい美味しさです。

店主厳選の5種の中でも外せないのが、この伝統的な豚肉の煮込み。ホロリと解けるほど柔らかく煮込まれたお肉は、旨みがギュッと凝縮されています。脂の重たさはなく、焼き立てのブルーコーン生地と一緒に頬張れば、これぞ本場の醍醐味!と思わず唸ってしまう王道の美味しさです。

自分だけのアラカルト
タコスは一つひとつが小ぶりなサイズ感。お寿司のカウンターで一貫ずつ頼むように、「次はこれを食べてみよう」と選べるのが楽しいポイントです。
サイドメニューの「自家製ワカモレ&チップス」や、お豆のスープ「フリホーレス・チャロス」を合わせれば、より一層豊かな朝の食卓が完成します。

一般的なタコスと比べれば、決して安いわけではありません。ですが、一から手作りされる工程、厳選された素材、そして何よりここでしか味わえない感動を考えれば、その価値は十分すぎるほど。
恵比寿の朝、焼き立てのトウモロコシの香りに誘われて、新しいタコスの扉を開けてみませんか?きっと、今まで知らなかった美味しさに出合えるはずです。
年間600軒飲み歩くハツ「一度は訪れたい名店」(48)店舗情報
■店舗名:ロス タコス アスーレス 恵比寿
■住所:東京都渋谷区恵比寿西2-7-1 スズキビル 1F
■営業時間:水・木・金 09:00 – 15:00(L.O. 料理14:00)、土・日 09:00 – 16:00(L.O. 15:00)、祝日 09:00 – 15:00(L.O. 14:00)、月・火は定休日
■店舗URL:https://www.lostacosazules.jp/
(不定期連載)
【プロフィル】Hatsumi Itou(ハツ)年間600軒飲み歩くグルメハンター/東京グルメサロン主宰
年間600軒飲み歩くグルメハンター、SNS総フォロワー23万人超。グルメコミュニティ「東京グルメサロン」主宰。〝本当に美味しい店〟だけを厳選紹介。人生のテーマ:「グルメは最高のコミュニケーション」
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