吉沢亮さん

【第54話】NHK朝ドラ「ばけばけ」錦織(吉沢亮)の不憫な姿に視聴者涙「胸が痛む音が聞こえるような気がした」

By - emogram編集部
エンタメ

女優の高石あかりさん(22)がヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜前8・0)の第54話が11日放送され、レフカダ・ヘブン(トミー・バストウさん)が壮絶な過去を語った後、ヘブンが大事にする湯たんぽをトキが漬け物石で破壊しようとする行動に多くの視聴者が大笑いしました。また、ヘブンが話す英語を苦しそうに通訳した錦織友一(吉沢亮さん)の不憫な姿に多くの視聴者が心配の声を寄せました。

胸のモヤモヤの答えが分からないトキ

ヘブンが自分の過去を錦織、島根県知事の江藤安宗(佐野史郎さん)、江藤の娘のリヨ(北香那さん)に語っていたころ、トキは胸のモヤモヤの答えがわからず、幼なじみの野津サワ(円井わんさん)の元にいました。

そこに父の司之介(岡部たかしさん)が合流し、サワもリヨの応援をすることになってしまい、トキのモヤモヤが加速します。

マーサとの日々を語るヘブン

一方、リヨからプロポーズを受けたヘブンは、自身の辛い過去を告白していました。

ギリシャで生まれたヘブンはその後、英仏を転々とし米国へ。そして日本にたどり着き、「残念ながらこれは、居場所を定められない私の宿命なのです」ともらしました。

リヨはずっと松江にいればいいとすがりましたが、ヘブンは「ノーノー、コワイ…デキナイ」と言い、米国で出会った女性、マーサ(ミーシャ・ブルックスさん)との日々を語ります。

奴隷の娘として虐げられていたマーサに惹かれたヘブンは、異人種間結婚が禁じられたオハイオ州で、反対する彼女を説得して結婚。当時、新聞社に記者として勤め、会社や上司、同僚の信頼も厚かったですが、この結婚を理由に会社から解雇されてしまいます。

別れを決意するヘブン

やがてマーサは自暴自棄になり、ヘブンは別れを決意。

「人と深くかかわることは、やめたんです。どの国でも、どの街でも、ただの通りすがりの人間として、生きていくことにしたのです。誰とも深くかかわらない。恋人でも、友人でも、誰でも。そう決めたんです」と吐露しました。

ヘブン以上に苦しげな表情の錦織

その英語を日本語で伝えたのが錦織です。ヘブンの「誰とも深くかかわらない」という言葉にショックを受けた錦織の表情はヘブン以上に苦しげでした。

江藤家から帰るヘブンは元気がなく、錦織も沈鬱な様子でした。ヘブンを自宅に送り届けた錦織はトキに「あとは頼んだ。私はここで」と伝え、家に寄らずに帰っていきましたが、その背中は寂し気でした。

リヨからもらったウグイスを空に放つヘブン

錦織を見送ったトキは江藤家で何があったのか聞けませんでした。するとヘブンは、リヨからもらったウグイス(本当はメジロ)を空に放ちました。

その行動に、リヨとのことが終わったと察したトキは、リヨからもらった湯たんぽも漬物石で破壊しようとします。

「コワス! ナイ!」と制止

寒さが苦手で湯たんぽを大事にしているヘブンは慌ててそれを奪い「コワス! ナイ!」と制止。笑いながら「チェア、ニガス、チェア、タメ。ユタンポ、コワス、ダレ、タメ?」とトキに声をかけました。

それまで落ち込んでいたヘブンでしたが、トキの大胆な行動に「オモシロイ」と言って、2人で笑い合いました。

SNS上の反応

ヘブンの「誰とも深くかかわらない」という言葉にショックを受けた錦織の姿のほか、ヘブンが大事にする湯たんぽを漬け物石で破壊しようとしたトキの行動に対し、SNS上では多くのコメントが寄せられています。

今回の放送に対し、SNS上ではどのような反応が多かったのでしょうか。

反応を見ていくことにしましょう。

SNS

SNS上のコメントを見ると、ヘブン先生の壮絶な過去が描かれた後で、ヘブンが大事にする湯たんぽをトキが壊そうとしたコミカルな展開に「おトキちゃん大胆すぎる!」「おトキ、突然の湯たんぽ破壊行動でわろてしまったw」「チェア逃がしたから湯たんぽも壊そうとしたのか。おトキ、オモシロイw」「ヘブン先生の行動で全てを察して湯たんぽ破壊(未遂)するおトキちゃんすごいw」「ヨッシャ、湯たんぽ壊しちゃる!って瞬時に思いつくおトキw」などのコメントが殺到しました。

一方、ヘブンの「誰とも深くかかわらない」と言葉にショックを受けた錦織の姿に対し、Xでは「錦織さん」がトレンド入り。「錦織さんが一番ショックを受けているじゃん」「錦織さん、大丈夫かな」「いつもはちょっと面白い錦織さんが通訳しながら苦しそうな表情だった」「錦織さんもフラれたみたいな顔してた」「錦織さんが通訳しなきゃいけないのが本当に辛い」など心配する声が相次いで寄せられていました。

ライターコメント

錦織さんの通訳としての発声、すごく聞き取りやすかったです。しかし、通訳であるが故に、英語で話すヘブンの本音がより敏感に伝わってきて、「誰とも深くかかわらない」の下りの発言を訳すのに、ショックで気持ちが追い付かず、時間がかかってしまったのでしょうね。SNS上では「それまで淡々と訳していた錦織さんが、なかなか声を出せなかった」「錦織さんの胸が痛む音が聞こえるような気がした」「精神的にかなり疲弊したんでしょうね」と心配し、労う声に溢れていました。錦織さん、どうなってしまうのでしょうか。次回以降の放送でどう描かれるのか、注目したいと思います。

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