女優の高石あかりさん（23）がヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」（月～土曜前8・0）の第65話が26日放送され、トキとレフカダ・ヘブン（トミー・バストウさん）が手をつないで歩き出す映画のようなラストシーンに視聴者から大きな反響が寄せられました。
「おトキちゃんと…やり直したい」
この日の放送では、トキの前夫の銀二郎（寛一郎さん）がかつて東京で交わした約束に触れ、「おトキちゃんと…やり直したい」と思いを伝え、東京で一緒に暮らそうと続けました。
一方、そのころ、ヘブンは、恋人のイライザ・ベルズランド（シャーロット・ケイト・フォックスさん）を自宅に招いていました。
何も答えないヘブン
ヘブンはイライザに、トキのことをただの女中だと説明しますが、イライザはその言葉を信じません。イライザはヘブンに日本を離れ、2人で一緒に暖かい土地で滞在記を書かないかと誘いますが、ヘブンは何も答えませんでした。
その晩、トキは銀二郎を花田旅館に送り、ヘブンもまたイライザを同旅館へ連れて行きました。
橋の前で涙を流すトキ
銀二郎が泊まる部屋の窓からは、橋の前で涙を流すトキの姿が見えます。隣室に泊まっていたイライザが銀二郎に声をかけました。
英語で「私とあなたは一緒ね」といい、銀二郎は英語は分かりませんが、その言葉に彼女の気持ちを察して「イエス」と答えました。
「すみません、諦めます」
翌朝、銀二郎も松野家を訪れ、「すみません、諦めます」と謝罪。トキを愛しているからこそ、彼女の幸せを願っていると述べました。「おトキちゃん…いつか、東京に怪談を聴きに来て。私とじゃなくてええけ…。あの人とでええけ」。こう言って銀二郎はトキの背中を押しました。
松江大橋の前で、トキとヘブンが顔を合わせます。イライザは明日帰るといい、トキも銀二郎が東京に帰ったことを伝えました。
「私も…ご一緒してええですか？」
そして、ヘブンは「サンポ、イッテキマス」と言って歩き出そうとしました。そのとき、トキは「あの…。私も…ご一緒してええですか？」と声をかけました。ヘブンの答えは「ハイ」。2人は笑いながら湖畔を並んで歩き、手をつないで帰っていきました。
SNS上の反応
銀二郎とイライザがそれぞれ潔く身を引いた展開のほか、トキとヘブンが手をつないで歩き出すラストシーンが描かれた前半戦最後の物語が描かれた「ばけばけ」第65話に対し、SNS上では多くのコメントが寄せられています。
銀二郎さんとイライザさんの二人の潔く身を引く姿勢に「銀二郎さんもイライザさんも潔い」 「銀二郎さんとイライザさんの気持ちもわかりすぎて😭」「恋愛というのは不思議なもんだなぁとつくづく思い出しました」などの声が数多く寄せられました。
また、多くの視聴者はおトキちゃんとヘブン先生が手をつないで歩くラストシーンに感動し、「朝から号泣」「素晴らしい神回でした」「言葉はなくても、心が通じ合っているのが伝わってくる」「どうにか堪えていた涙があふれました」「映画みたいなラストで素晴らしかったです。主題歌の使い方も本当に神がかっていました」「ここまで長かったですね〜 」「最高に良すぎて泣けてきます」などの声が殺到。とりわけ夕日を背景にした映像美、主題歌の効果的な使用、演出の素晴らしさを称賛するコメントが目立ちました。
ライターコメント
通常なら本編後に予告が流れるのですが、この日の放送ではタイトルバックが「後回し」になる構成で、予告はありませんでした。こうした展開に、SNSでは、1月5日から始まる後半戦の第1週目に、思いを確認し合った2人がついにゴールインするのではと予想する声も多く見られました。後半戦も楽しみですね。筆者としては、潔く身を引いた銀二郎さんとイライザさんが幸せになっている展開がどこかで描かれることを密かに願っています。
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